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2019年11月5日 紙面から
東京六大学野球秋季リーグで三冠王に輝き、ポーズをとる慶大・郡司=神宮球場で(久野功撮影)
伝統の早慶戦で、中日からドラフト4位指名された慶大の郡司裕也捕手(21)がまたしても輝いた。4日、東京六大学野球秋季リーグ最終戦の早大戦(神宮)に4番で出場。3-4でサヨナラ負けしたが1回に先制打を放ち戦後14人目となる三冠王を決めた。守りでも二盗を防ぎ、今秋の盗塁阻止率は驚異の6割6分7厘をマークした。育成1位の名大・松田亘哲(ひろあき)投手(22)は愛知大学リーグ2、3部入れ替え戦の名経大3回戦(パロマ瑞穂)に先発。完投勝利で2部昇格に導いた。
慶大では高橋由伸(元巨人)以来となる三冠の重圧も郡司には関係なかった。1回1死一、二塁で早大の身長2メートル左腕・今西の直球をセンター返しの先制適時打。打率2位以下を突き放し、打点は単独トップに立った。
「三冠より、きょう勝って(全チームから勝ち点をあげる)完全優勝がしたかった」と郡司は惜敗を悔やんだが、打率3割9分4厘、2本塁打、10打点で六大学リーグを締めくくった。
見せ場は打撃だけではない。直後の1回の守りでは早大・金子の二盗を完璧なスローイングで阻止。今季は盗塁を9度企図され、6度も防いだ。ネット裏の中日・近藤真市スカウトが「フットワーク、正確性がある。捕手として総合力が高い」とあらためて感心した。
高い盗塁阻止率の理由は「小指」だと郡司は言う。以前は「シュート回転をかけるような感覚」で二塁へ送球していたが、今夏の大学ジャパンの合宿で元環太平洋大学監督の野村コーチから「小指で投げるくらいのイメージで投げてみたら」と助言された。
「シュート回転」をかけるには右手人さし指を強く意識する。逆の「小指」を送球時に使うことはほとんどないが、そのイメージを持つことで球質が変わった。「夏の間ずっとスローイングに力を入れて、全く変わった。ピュッといくようになった」
リーグ戦の通算打率は2割9分7厘。「打てる捕手」として高評価されてきたが、守りでも着実に成長しているのが郡司のすごみだ。
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