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【芸能・社会】

【最年少名人へ】藤井聡太七段 青嶋五段破り6連勝 順位戦C級1組

2019年11月5日 21時1分

藤井聡太七段

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 将棋の高校生棋士・藤井聡太七段(17)は5日、大阪市福島区の関西将棋会館で指された第78期名人戦順位戦C級1組6回戦で青嶋未来五段(24)を95手で破り、無傷の6連勝とした。消費時間は藤井七段4時間41分、青嶋五段4時間21分。終局は午後8時24分だった。

 戦型は先手の藤井七段が矢倉を採用した。序盤から積極的に動いて歩を2枚手持ちにするなど、不満のない展開に。局面を打開しようと青嶋五段が出てきたところを、7七桂と自陣の桂をぶつけて桂交換を迫る絶妙手で切り返すと、一気に押し切る完勝劇だった。

 藤井七段は「序盤は自信を持てなかったが、7七桂と跳ねてペースを握れた」と勝因を振り返った。これで首位の座をがっちりキープし、残り4戦へ向けては「昇級を目指して頑張りたい」と力強く結んだ。

 前期のC級1組では9勝1敗でトップに並びながら、痛恨の頭ハネでB級2組への昇級を逃した藤井七段。谷川浩司九段(57)が持つ最年少名人記録(21歳2カ月)を更新するには、ここから順位戦をA級までノンストップで駆け上がり、かつA級初年度で挑戦権を獲得し、時の名人との七番勝負を制する必要がある。負けられない戦いが続く。

 

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