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【ドラニュース】

福「左打者の内角えぐる」 Jロッドから伝授のツーシームに磨き

2019年11月6日 紙面から

阿波野コーチ(奥)の前で投球練習する福=北谷球場で(中嶋大撮影)

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 沖縄キャンプに参加している中日・福敬登投手(27)が5日、北谷球場のブルペンで80球を投げ込んだ。左打者を封じるために、今キャンプではツーシームとスクリューの習得に必死の取り組みを見せている。

 「意図的にツーシームと言って投げ始めたのはこのキャンプからです。スクリューはずっと練習していて、最近やっと形になり始めた感じです」

 ツーシームはシーズン終盤にチームメートのロドリゲスから教わったという。スクリューは夏場にOBの山本昌さんから学び、阿波野投手コーチからもアドバイスを受け、さらに自身でアレンジを加えたものになっているようだ。

 今季の右打者との対戦被打率は1割5分8厘と抑え込んでいる。逆に、一般的に有利と言われる対左打者は2割5分6厘と、ほぼ1割も跳ね上がる。その対策もあり、カーブ、スライダー、カットとは逆方向に曲がる球種の習得を目指しているのだ。

 「全方向に曲がる球種があれば武器にもなるし、この時期だから欲望丸出しにもできますから。左打者の内側にしっかり投げられるレベルにしていきたいと思います」

 仕上げにかかる春と違い、思う存分に試行錯誤できるのは秋ならでは。レベルアップのため、沖縄の秋を満喫している。

 今季は夏場から勝ちパターンの一角を担った。現在、ロドリゲスの去就については不透明なだけに、貴重な左腕の一本立ちはチームにとって不可欠。さらなる飛躍に向け必死に取り組んでいく。 

(鹿嶋直樹)

 

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