プロフェッショナル 仕事の流儀「芸能プロ社長・渡辺万由美」才能を発掘する面接など、カメラが入れない芸能界の… New!
出典:『プロフェッショナル 仕事の流儀「芸能プロ社長・渡辺万由美」』の番組情報(EPGから引用)
プロフェッショナル 仕事の流儀「芸能プロ社長・渡辺万由美」[解][字]
中村倫也・松坂桃李・菅田将暉…時代の顔を次々と生み出す芸能プロダクションの社長に密着。才能を発掘する面接など、カメラが入れない芸能界の舞台裏。
詳細情報
番組内容
中村倫也・松坂桃李・菅田将暉…人気俳優を次々と世に送り出す芸能プロダクションの社長・渡辺万由美(57)に密着。数千人を抱える事務所もある一方で、渡辺は目の届く範囲しか抱えない。その根底には「実家のように」「人生を預かる」という流儀と覚悟があった。華やかな世界に身を置きながら「人見知り」と語る渡辺の3か月の記録。芸能界にこんな社長がいたなんて!
出演者
【出演】芸能プロダクション社長…渡辺万由美,木村佳乃,中村倫也,佐々木希,杏,松坂桃李,菅田将暉,尾上菊之助,伊藤蘭,鈴木敏夫,【語り】橋本さとし,貫地谷しほり
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あとはこういった締めつけを
一転してしまうと
なかなかそれを元に戻すのは
難しい、常態化したいと。
その女性は いつもふらりと
撮影現場に現れる。
すごいですね。
(松坂)お疲れさまです。
この女性 実は
松坂桃李や菅田将暉といった
売れっ子を世に送り出してきた
希代のやり手。
(笑い声)
「今 最も勢いがある」と言われる
芸能プロダクションの社長…
所属アーティストは
口々に言う。
「うちの社長は
普通じゃない」。
だが 寄せる信頼は 絶大。
カメラが入ることのない…
♬~
取材を始めたのは
春の終わりのことだった。
この日 渡辺は
ある若手俳優の撮影現場を訪れていた。
(渡辺)お疲れさまです。
渡辺は 神出鬼没。
時間さえあれば
所属アーティストの様子を見に行く。
何の予告もなく。
突然 現れる。
ハハハハハ!
これはもう…
ありえないよね。
何を尋ねるでもなく
交わすのは たわいもない会話。
≪じゃあ お願いします。
(渡辺)頑張って。
「行ってらっしゃい」。
そう 声をかけたのが印象的だった。
驚いたことに
渡辺が社長室にいることは まずない。
聞けば 現場にこれほど顔を出す社長も
珍しいという。
何より驚かされたのは
社長らしからぬ姿勢。
いや~ いや~…。
非常に思ってます。
この日 訪ねたのは
母となり 4年ぶりにドラマ復帰した
女優の撮影現場。
(杏)おはようございます。
(渡辺)どうも。 お世話になってます。
隣にそっと座り 母としての気苦労など
話に耳を傾け始めた。
ああ~。
≪杏さん お願いします。
はい 行きます。
ありがとうございます。
華やかな世界に身を置く渡辺だが
人には言えない 悩みがあるという。
(渡辺)…っていうんですかね。
東京・渋谷。
24年前に渡辺が設立した
芸能プロダクションは ここにある。
この日は 月に一度の全体会議。
マネージャーなどの社員が 一堂に会した。
所属アーティストは 約25人。
6, 000人を抱える芸能プロダクションも
ある中で 極めて小規模。
だが 売れっ子を多数抱え
「今 最も勢いのある芸能プロダクション」
と言われる。
その秘密は 渡辺の 少数精鋭主義。
どれだけ売り上げが上がろうとも
規模は拡大せず
渡辺の目の届く範囲を超える
アーティストは 決して抱えない。
チーフクラスのマネージャーともなれば
数十人のタレントを抱えるところもあるが
ここでは どんなに多くても 5人。
これにより 数年先を見据えた育成など
手厚いマネジメントが可能となり
才能が次々 花を咲かせている。
渡辺が 大切にしてきた 流儀がある。
渡辺が大切にするのは
一人一人と過ごす時間。
この日は 所属する若手俳優を
夕食に誘った。
話題に上ったのは
菅田の 芸能界における交友関係。
(渡辺)へえ~。
渡辺は 菅田の飾らない思いに
耳を傾け続ける。
菅田は 4時間にわたって語り続けた。
この近い距離感だからこそ
アーティストの本当にやりたいことが
見極められると 渡辺は言う。
♬「真っ青な空に見守られるように」
例えば 菅田の音楽活動も
渡辺が その意欲を感じ取り
推し進めたもの。
理想とする 会社の姿がある。
♬~(ギター)
だから記念日には
みんなで集まり
みんなで祝う。
♬~
人が商品になる。
そんな世界に生きているからこそ
家族のように。
その信念を 24年間 貫いてきた。
♬~
(拍手)
でも 俳優さんになる卵とか
活躍する人を見る目は
あるんじゃないですか?
「人に勝るものがない」と
常々語る渡辺だが
才能を発掘する眼力は
業界随一とされる。
この日は 毎週100通以上送られてくる
という履歴書から
次なる時代の顔を探していた。
(ノック)
この日 年に3回あるかないかという
社長面接が行われた。
俳優志望の 高校2年生。
書類審査とマネージャー面接をくぐり抜け
渡辺のもとにたどりついた。
(笑い声)
これといった質問はないまま 面接は終了。
別れ際 渡辺は一つのことを提案した。
はい。
渡辺は 彼の雰囲気に
ピンと来た様子だった。
だが 社長の独断というものを
渡辺は極度に嫌う。
事前に面接したマネージャーにも
その意見を 逐一 聞き始めた。
人を見極める時
渡辺が 最も大切にすることがある。
渡辺は言う。
「売り込むより
求められるアーティストを育てたい」。
選ばれる人になるために
何よりも欠かせないのが 努力。
あの高校生にも その才能があると
見込んだ。
だが 惚れ込んだ才能が すぐに
花開くほど甘くないのが この世界。
映画会社幹部との会食で
話題に上ったのは
一人の人気俳優だった。
え~! そうなんだ。
好きです。
ごめん 鈴愛ちゃん。
32歳。
去年の朝ドラで人気に火がついた
男性アーティスト一番の古株。
(渡辺)お疲れさまで~す!
中村は15年前 高校2年生の時
渡辺のプロダクションに入った。
「この日 渡辺は…」。
(笑い声)
おいちゃん。
ん?
ここのレストランち
いつ開店する予定なんか?
2年後の18歳 朝ドラに抜擢。
とんとん拍子で行くと思いきや
知名度は 一向に上がらなかった。
だが渡辺は ことあるごとに言った。
「あなたは そのままでいい」。
私の小さな体は この大きな世界に
嫌気がさしている。
だが 他のプロダクションであれば
契約を終了されても おかしくないほど
稼ぎは上がらなかった。
実質 赤字。
それでも渡辺は 15年間
契約を更新し続けた。
♬~
15年の時を経て 今 中村には
オファーが殺到するようになった。
ハハハハハハ!
こぼさないで下さいよ。
早いですね 今日は。
今日 初日ですから。
(笑い声)
♬~
(鈴の音)
渡辺さんには
毎日 欠かさないことがある。
それは 母の住む家に行き
亡き父に 手を合わせること。
父 晋さんは
今日の芸能界を形づくった 伝説の人物。
でも渡辺さんにとって その父は
あまりにも遠い存在だった。
晋さんは 戦後間もない日本で
屈指の人気を誇った
ジャズバンドのメンバーだった。
時代は 戦後の混乱期。
俳優や歌手の地位は低く
その日暮らしの人も少なくなかった。
業界を根本から変えようと
晋さんは
妻の美佐さんと
芸能プロダクションを
立ち上げた。
所属タレントの生活を安定させるため
業界で初めて 月給制を導入。
更に アーティストの権利を守る仕組みを
次々とつくり上げていった。
♬「スイスイ スーダララッタ
スラスラ スイスイスイ」
「時代の顔」を次々と世に送り出し
芸能界の地位を押し上げた。
でも 渡辺さんは複雑だった。
アーティストの育成に
力を入れていた父は
家にタレントを住まわせ
家族のように面倒を見た。
渡辺さんは
そんな家が好きになれなかった。
「普通の親子のように 父と話したい」。
その一心で
大学生の頃 始めたのが ゴルフ。
行き帰りの車で交わす 何気ない会話。
かけがえのない時間となった。
「もっと 父のことを知りたい」。
でも 24歳のクリスマスイブ。
願いは 打ち砕かれた。
父が 末期のがんだと知らされた。
桜は もう見られないという。
59歳の若さで 父は この世を去った。
別れの言葉は なかった。
最後の最後まで
病床で仕事に没頭する姿が
目に焼き付いた。
渡辺さんは思った。
「芸能界は 父の命まで奪った」。
なんか だからね…
渡辺さんは 芸能プロダクションではない
別の仕事に就いた。
「両親の築き上げた世界には
立ち入らない」。
そう決めていた。
でも 父の死から8年後。
運命の歯車が 動きだす。
知人から 女優志望の大学生を
紹介したいと 相談された。
知り合いのプロデューサーに紹介すると
いきなりヒロインに抜擢された。
救命救急医。
何でも治せる名医になるの。
出演料を受け取るには
芸能プロダクションを設立する
必要があった。
やむなく 木村さんのために
会社を立ち上げた。
避けてきた芸能界。
そのマネージャーに
渡辺さんはなっていた。
でも…。
現場に赴き 大勢の人に会い
頭を下げる日々。
自他共に認める人見知りなのに
木村さんのためならば
なぜか 苦にならなかった。
寝食を忘れ 全てをささげた。
脳裏に 一つの光景があった。
それは 幼い頃に見た あの実家の様子。
タレントと寝食を共にしながら
家族のように面倒を見ていた 父の姿。
聞けば 父も決して
人づきあいが得意ではなかったという。
でも 誰かのために何かをなしたいと
その人生をささげた。
(渡辺)行ってらっしゃい。
それからは 無我夢中の24年だった。
渡辺さんは一代にして
時代の顔を次々生み出す
家をつくり上げた。
父の命まで奪った仕事を
なぜ自分が選んだのか
答えはまだ 見つからない。
でも この夏 不思議な体験をしたという。
父 晋さんが育て 人気絶頂で解散した
キャンディーズの元メンバー
伊藤 蘭さんの
41年ぶりのコンサートでのこと。
♬「雪が溶けて川になって
流れて行きます」
♬「つくしの子がはずかしげに」
(渡辺)おはようございます。
おはようございます。
(渡辺)よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
渡辺には 気にかけている
新人アーティストがいた。
お疲れさまです。
22歳。
「会社に洗いざらいぶちまけて
クビにしてやる!
おい 家の近所にもビラ貼りまくって
お前 住めなくしてやる!」。
人気雑誌の専属モデル。
俳優としての期待も高く
特訓を続けていたが
見過ごせない課題があった。
(笑い声)
おはようございます。
この日 事務所で撮影が行われていた。
若林の名刺代わりとなる
宣材写真の撮影だ。
渡辺の 表情が曇った。
担当マネージャーが 助け船を出す。
(渡辺)ああ。
渡辺は 一つの提案をした。
若林自身も気づいていない個性を
どう引き出すか。
この仕事の醍醐味は 人がある日突然
輝きだす瞬間に 立ち会えること。
父もまた その喜びに
突き動かされていたのではないか。
渡辺は
素直にそう思えるようになったという。
≪はい ありがとうございます。
向かないと思っていた世界に
足を踏み入れて 24年。
お疲れさまです お疲れさまです。
お疲れさまでした。
あまたの人生を引き受け
喜びも悲しみも 分かち合ってきた。
いつだって 大切にしてきたことがある。
♬~
取材終盤にさしかかった 夏の夜。
渡辺に 一つのことを問うた。
う~ん まあ…
♬~(主題歌)
♬~
1か月後。
若林の宣材写真が出来上がった。
渡辺は 今日もふらりと 現場を訪れる。
ありがとうございます。
人生を預かる。 その覚悟を胸に。
自分は何者であるのかを分かっている人。
他人と比べて できないことは
焦る必要もないし
何ができて 何が得意なのか。
まず自分を知ることが
プロフェッショナルへの
第一歩だと思ってます。
♬~
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