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2019年11月6日 紙面から
札幌創成高の竹内龍臣はクラーク博士像のポーズをとり、プロでの活躍を誓う=札幌市北区の札幌創成高で(小沢徹撮影)
中日からドラフト6位指名を受けた札幌創成高・竹内龍臣投手(17)が5日、札幌市内のホテルで入団交渉に臨み、契約金2500万円、年俸550万円で仮契約を結んだ。一度は野球の道を諦めかけていた右腕が、「メジャー」の大志を抱いてプロの世界に飛び込む。 (金額は推定)
入団仮契約を結んでも、竹内の緊張した面持ちは変わらなかった。「まだ実感が湧いてないです」。それでも、視線の先にある夢ならはっきりしている。「いつか、メジャーに行けるようなら行きたい」。
ビッグマウスでも、海外志向でもない。「メジャーリーガー」という夢が、プロを諦めかけた竹内の支えになってきたからだ。
野球に自信を失っていた中学2年の夏。父・秀勝さん(48)から誘われて、米大リーグの試合をロサンゼルスのドジャースタジアムで観戦した。「日本のように(鳴り物の)応援があるわけじゃないのに、スタジアムの雰囲気がすごい」。本場のベースボール、それを愛するファンの姿に魅了され、再び大志を抱くようになった。
小さい頃から夢の一つだった「メジャーリーガー」。一度、諦めたことがある。小学2年から父が立ち上げた「新川ウィーディス」で野球を始め、中学入学とともに強豪のリトルシニアのチームに入団した。使用球が硬式になり、竹内は塁間の送球もできなかった。
同学年にはすごい男もいた。小林珠維。東海大札幌高では150キロ右腕、通算30本塁打の大砲としても注目され、ドラフトではソフトバンクから4位指名された。
レベルの差を痛感し、中1の冬にそのチームを辞めた。学校の野球部に入り直したものの、「練習を休んでも怒られない。普通の野球部員でした」。胸の奥で小さくなっていた情熱。再び火を付けたのが中2の夏の大リーグ観戦だった。その秋には軟式野球チーム「JBC札幌球団」に入団。「自分のレベルに合った指導を受けられた」。再び熱中し始めた。
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