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2019年11月5日 紙面から
外野の守備練習で打球を追う根尾(右)(中嶋大撮影)=北谷球場で
中日25選手による沖縄秋季キャンプは4日、北谷球場で行われ、根尾昂内野手(19)が初めて外野での打球処理を経験した。不慣れな打球に本人は頭をかいたが、英智2軍外野守備走塁コーチ(43)は非凡なセンスを絶賛した。阿部寿樹内野手(29)はロングティーで場外弾1発を含む計13本の柵越えを披露した。
ブルペンで投げたかと思えば翌日は外野用のグラブを持ってグラウンドに駆けだしていく。忙しい秋を過ごす根尾だが、今回も非凡な才能を見せた。
秋季キャンプから本格的に取り組む外野守備。この日は初めて屋外での打球処理。中堅の位置に入るとマウンドと二塁ベースの真ん中辺りから英智2軍外野守備走塁コーチが放つ打球を約30分、追い掛けた。午後5時を回り、空が少しずつ薄暗くなっていく時間帯。打球との距離感を誤る場面もあり、本人は「正面の飛球は難しいです」と頭をかいた。
だが2004年にゴールデングラブ賞を受賞した名手は外野手としてのセンスを見いだしていた。「内野手とは感覚が違うので大丈夫かな、心配していたのですがフライを捕ったり、追う感覚はいいなと感じました」
英智コーチが注目したのは飛球を追う姿。外野手は落下点へ一直線で入るために打球から視線を離す。この日は英智コーチから後方の打球は全て目線を切れと指示があったがその形で「非常にいい」という。「(落下点)ここだと思った気持ちと動きが合っていた印象だった」と褒めた。
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