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【ドラニュース】

竜1位・石川、将来の4番の自覚 大谷&誠也モデルのバット発注 来季キャンプへ思考錯誤

2019年11月5日 紙面から

打撃練習する東邦の石川=10月16日、愛知県東郷町で(今泉慶太撮影)

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 中日のドラフト1位・石川昂弥内野手(18)=東邦高=が、プロ入りへ向け、ホームラン打者タイプのバットを発注した。エンゼルス・大谷翔平選手モデルと、広島・鈴木誠也外野手モデルのバットを取り寄せ、試していくという。球団からは長距離砲と期待され、「ドラゴンズの4番」、「侍ジャパンの4番」という目標を掲げる石川は、まさしく日本を代表するアーチストのバットを手に、プロに飛び込む。

 右の長距離打者として大きな期待を受けて竜の一員になる石川は、それにふさわしいバットを用意した。1日の仮契約の際は「今は白紙の状態。いろいろ試していきたい」と話していたが、高校の時も愛用したアシックス社にこのほど、3タイプのバットを発注した。

 1つは大谷翔平モデル。もう1つは鈴木誠也モデル。両者ともアシックス社のバットを使っており、石川はこの両タイプを依頼した。そして今秋のU-18W杯の際に使用したモデルも含め、3種類を用意した。

 アシックス社の担当者によれば、大谷モデルはシンプルにホームラン打者タイプという。グリップが細く、バットの先端に重心があり、ヘッドを走らせることで飛距離が出る。重さは900~910グラムという。

 鈴木誠也モデルは、グリップが太いのが特徴。太いグリップは操作性に優れ、振りやすくなる。ただ、この鈴木誠也モデルは、910~920グラムと重くする工夫がされている。重いバットをしっかり振ることができれば、それだけ打球が飛びやすい。一方、グリップを太くすることで、重さをそれほど感じさせないという。担当者によれば「重いバットを速く振って遠くに飛ばす」というイメージがこのバットだ。

 自身がU-18W杯の際に使用したのは900グラムのバット。大谷モデル、鈴木誠也モデルのバットも含め、いずれも長さは約85センチ。今月中に3種類が石川の元に届けられる予定という。その後、練習で使ってみて、重さ、長さなどを微調整しながらベースになるものを決め、来春のキャンプに持っていくバットを決めていく。

 

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