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暗号の歴史 STAGE1 古代 Total Security Solution

~暗号の誕生~
さて、暗号は一体いつ頃から生まれたのでしょう。最古の暗号は、古代エジプトで書かれたヒエログリフ(象形文字)だといわれています。古代の暗号の世界を覗いてみましょう。

BC19世紀 ヒエログリフ 最古の暗号

古代エジプトでは動植物や身の回りの物をかたどった象形文字(ヒエログリフ)が使われていました。紀元前1900年頃に建てられたある石碑には、標準以外のヒエログリフを用いたものがあり、歴史に残る最古の暗号文といわれています。

BC5世紀 旧約聖書に書かれた暗号

旧約聖書の中にも暗号が使われていました。その一つがヘブライ語の換字式暗号アトバシュ。この暗号は、文字に番号をつけて、最初からの順番と末尾からの順番を入れ替えて作ります。アルファベット26文字を暗号にする場合には、AをZに、BをYに、というように順番を置き替えて作ります。
※旧約聖書、エレミア書25章26節と51章41節にバビロンという地名がアトバシュ暗号で記載されているといわれています

例えばMISTYをアトバシュ暗号にすると…
「M」はアルファベットの最初から13番目なので、これを末尾から13番目の「N」に換えます。
以下同様に変換すると「MISTY」は「NRHGB」と意味を成さない言葉になります。

BC5世紀 スパルタの暗号(スキュタレー暗号)

古代ギリシャの都市国家スパルタで使われていたのが、一定の太さの棒(スキュタレー)と革ひもを用いた暗号です。革ひもに書かれている言葉は一見でたらめですが、この棒に革ひもを巻きつけていくと、ある行にちゃんと意味のある言葉が現れます。

BC2世紀 ポリュビオアスの暗号

イメージ古代ギリシャの政治家、軍人、歴史家で、暗号にも大きな関心をもっていたポリュビオアス(紀元前201~120頃)は、文字を数字に変換する暗号を発明しました。この暗号は、5×5=25のマス目にアルファベットを記入(Iとjは同じマス目に入れる)した表を使って、1つのアルファベットを2桁の数字で表すものであり、文字を数字で表すという発想は、暗号に乱数を加えることを可能にする画期的な発明でした。
例えばMISTYをポリュビオアスの暗号に換えると、Mは3行目・2列目なので「32」と表されます。以下同様に変換すると「MISTY」は「3224434454」となります。

問題 BC1世紀 シーザーの暗号

古代ローマの将軍、ジュリアス・シーザー(カエサル、紀元前100~44)は、元のアルファベットから文字をある数だけ後にずらして作成する暗号を使用しており、この方法は「シーザー暗号」と呼ばれています。

例えば、「MITSUBISHI」を3文字ずらして作成したシーザー暗号に変換すると、「PLWVXELVKL」となります。

暗号解読にチャレンジ!

シーザー暗号で作られたと思われる暗号メッセージが送られてきました。この暗号アルファベットを解読しよう!
暗号を解読して得た解答は(アルファベット5文字)です。

出題暗号

PLVWB

正解は…?

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