住人のちや子さんと、女中のきみちゃんの部屋の違いの一つが広さ。ちや子さんの6畳半あまりの部屋に対して、きみちゃんの部屋は4畳半あまり。きみちゃんが来て久々に使うようになった女中部屋です。
きみちゃんの部屋は時間経過とともに、少しずつモノが増えています。それでもきみちゃんらしく、慎ましい暮らしぶりは変わらず。
荒木荘にきて2年半たったきみちゃんの部屋にはどんなものがあるのだろう?いつもそんなことを考えながら美術チームは仕事をしています。
美術デザイナー 岩瀬夏緒里
2年半の暮らしで部屋も変化
喜美子の部屋
360°画像
モノが増えました
荒木荘に来た頃は空っぽの部屋だったのが、2年半の生活のなかでモノがあれこれ増えています。飾られている絵は、百合ちゃんが描いて送ってくれたものや、きみちゃんが自分で描いた絵です。
内職いろいろやっています
大久保さんの手引きで始めたストッキングの裁縫だけでなく、はたきづくり、封筒づくりも始めたきみちゃん。貯金箱がわりのビンに、内職で貯めたお金を少しずつためています。
信楽焼きのカケラ
きみちゃんが信楽から大阪に持ってきた信楽焼のカケラ。鑑定の結果、室町時代のものだったとか!? いまでは大切なお守りです。
とにかく散らかっている
ちや子の部屋
360°画像
散らかっている!
美術チームが総力をあげて散らかしたのが、ちや子さんの部屋! お布団はもちろん万年床です。きみちゃんだったら、ちや子さんの部屋を掃除してあげるのではないかと思うかもしれませんが、住人の部屋に立ち入らないのが荒木荘のルールです。
きみちゃんのプレゼント
きみちゃんがちや子さんにプレゼントした、ペン立てと、喫茶店さえずりのコーヒー1杯無料券。
こだわりと遊び心
どこかで見たことがあるような…。多忙のちや子さんには栄養補給が欠かせませんよね。どこに置いてあるかは、360°画像で探してみてください。
テレビ画面に映らない部分まで、美術チームのこだわりと、時おり、遊び心がこめられているんです。