レコメンドアーティスト

POWER PUSH!

POWER PUSH!

毎月注目アーティストの一曲をピックアップし、
そのミュージックビデオをヘビーローテーションでオンエア!
2012年2月のパワープッシュアーティストは…

「サブリナ」 / 家入レオ

2012年2月のアーティスト

Profile

福岡出身、1994年12月生まれの現役高校生シンガーソングライター。幼少時代にピアノを始め、小学時代には合唱部に所属。音楽や演劇に小さい頃から積極的にふれ、幼いながらも「感情」そのものに敏感に育つ。 ある時ふと手にしたフィンランドの写真集を見て、あぁ、この人たちとは一生交わることなんてないんだろうなって、切なくなったり。そうした思いをいつしか詩として書くようになる一方、多感な青春期の鬱積から唯一自分を救ってくれる音楽に日々傾倒する中で自分でも曲を作ろうと、ギターを手に13歳で音楽塾ヴォイス福岡校の門を叩く。 "本当の愛が欲しい" - そんな青春期ならではの叫び・葛藤を爆発させたくて書き始めた「サブリナ」を完成させた15の時、本格的に音楽の道で生きていくことを決意。翌2011年春に単身上京。都内の高校へ通うかたわら制作活動・ライブ活動を行う。

Power Push! Interview

今月のPower Pushに選ばれたのは、家入レオのデビュー・シングル「サブリナ」。彼女は福岡県で生まれ育ち、昨年3月に単身上京した17歳のシンガーソングライターだ。十代の満たされぬ心の渇きや街に彷徨える孤独感をソリッドなロック・サウンドで解き放つ「サブリナ」は、家入レオというアーティストの存在を印象づけるに十分なインパクトがある。丁寧かつ気丈な語り口でインタビューに応えてくれた。

音楽の興味は“いつの間にかはじまっていた”というニュアンスなんです。

最初に音楽の興味を覚えたのはいつごろですか?

家入:小さいころから自分の感情を表現するのが苦手で。でも、小さいころから歌を唄っているときだけは自分の気持ちを解放できていたんですよね。だから自分のなかで音楽の興味は“いつの間にかはじまっていた”というニュアンスなんです。いちばん最初の記憶でも唄っていましたし。

それは何歳のときですか?

家入:4歳くらいだと思います。部屋で唄っている記憶ですね。小さいころから家にひとりでいることが多くて。寂しくて唄っていたというのもあると思います。音楽好きの母の影響でビートルズとかも小さいころから聴いていて、家にひとりでいるときはよくCDを流しながら唄っていました。自分の歌声が壁に跳ね返って反響するのがすごく心地よかった覚えがあります。

必然的に幼いころからシンガーになりたかった?

家入:そうですね。私が表現できるものは音楽しかないんじゃないかって思っていて。生意気ですけど、漠然といつか歌手になるんだろうなって思っていました。まだ曲を書けなかった小さいころから——それこそ保育園のころからポエムを書いていて。とにかくめんどくさい子どもだったんですよ。先生にいつも“なんで? なんで?”って聞くような。当時書いていたポエムは“ウサギはなんでウサギなんだろう?”とか“トマトはなんで赤なんだろう?”とか。

片っ端から疑問を抱いて、それを大人に聞いていた。

家入:そうなんです。曲作りをするきっかけになったのは13歳のときに“音楽塾ヴォイス”の門を叩いたことでした。自分で曲を作りたいと思った理由は……中学が女子校だったんですけど。やっぱり独特の雰囲気があるんですよね。朝“おはよう”って教室のドアを開けると、“格付け”されているムードを感じるんですよ。

ページの先頭へ戻る

 illust by 影山紗和子