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ヨルモルキミリ前日談~こまるわー・・・うち。そういうん~

※追記です。
ネタバレになりますのでご注意ください。

[picture]kaisekiomoi[tereru]

懐石想い
「え・・えと・・そういうん・・嬉しいけど・・ごめんやね
 うち、他に好きな子おるんよ・・・ほんと、ごめんね。」

うなだれてその場を後にする男子生徒を見て
懐石想いちゃんはため息をつく。


懐石想い
「はぁ・・・これで何人目やったかしら・・・」

懐ちゃんは校舎の壁に背中をくっつけため息をつく。

さっきの人の心・・あの人に移らせたらえぇね・・・

懐石想い
「あ、駄目よ。そんな・・わがままな考えは駄目になるね。」


いつも受け身の懐石想いちゃん
旅館のおもてなし精神からでしょうか?それとも・・もともとでしょうか?
人に話しかけられるとついつい張り切ってしまい、優しく接してしまい
それが今日にいたるまで多数に受けた告白。

懐石想い
「さてと・・帰ろうかね、今日は旅館のシーツを洗濯にださんと・・・」


家に帰った懐石想いちゃんは
大量の洗濯をするシーツをかついで洗浄会社へ・・・

懐石想い
「・・・・」

背中にしょわないとだめやね・・
前にかつぐと、胸が邪魔やねー・・なんかしらんけど、だんだん大きくなっとるね・・・

小学校の頃から気になって、でも知らないフリをしてきた懐石想いちゃんも
そろそろ知らないフリも出来なくなる年齢に・・・

懐石想い
「ふぅ・・・帰りは荷物がないかららくちんやわー。」

ポツ。

ポツ。ポツ。

懐石想い
「あら嫌。雨やないか・・危ない所だったね・・」

和傘をさし、夜道を歩く懐石想いちゃん。

懐石想い
「あれ?・・・なんやろね、動物の鳴き声がするん??」

懐石想いちゃんは鳴き声の方に歩みを進めました。
この出来事はまた別のお話で。

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