◆プロレスリングノア「NOAH the BEST2019~美学のある闘い~」(2日、両国国技館)観衆5523人=満員=
プロレスリングノアは2日、両国国技館で年間最大のビッグマッチ「NOAH the BEST2019~美学のある闘い~」を開催した。
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セミファイナルのGHCナショナル選手権初代王座決定戦は、杉浦貴(49)とマイケル・エルガン(32)が対戦。互いに一歩も譲らない一進一退の攻防となった一戦は、21分35秒、杉浦がオリンピック予選スラムでエルガンをフォールし初代王者に輝いた。
新設された赤いベルトを特別立会人を務めた長州力氏(67)から贈られた杉浦は「うれしいよね。長州力さんからベルトもらって“頑張ったよ”って言っていただいてうれしいよ」と笑顔を浮かべた。
試合は互いにタフが持ち味の両者が真っ向からぶつかる肉弾戦となったが「相手もタフなんでどっちがタフかっていう…。エルボーで頭クラクラするしキツイよ」と漏らした。ただ、相手のエルガンについて「日本のプロレスをよく理解している。彼のスピリットすごかった」と評価し再戦の可能性も「異論はない。何度でもこのベルトかけて彼とやればもっともっと上のステージにいける」と見据えていた。
初代王者として赤いベルトの存在感を示さなければならないが「このベルトの価値を高めてこのベルトを使ってもうひとつにベルトを持っているチャンピオンにプレッシャーをかける」と防衛ロードをにらんだ。
両国大会の全成績は以下の通り。
▼GHCヘビー級選手権60分1本勝負
〇王者・清宮海斗(31分10秒、タイガースープレックス)●挑戦者・拳王
▼GHCナショナル選手権初代王者決定戦60分1本勝負
〇杉浦貴(21分35秒、オリンピック予選スラム→体固め)●マイケル・エルガン
▼スペシャルシングルマッチ時間無制限1本勝負
〇グレート・ムタ(12分05秒、シャイニングウィザード→体固め)●丸藤正道
▼GHCタッグ選手権60分1本勝負
王者組・〇中嶋勝彦、潮崎豪(17分02秒、ヴァーティカルスパイク→体固め)挑戦者組・●マサ北宮、稲村愛輝
▼GHCジュニアヘビー級選手権60分1本勝負
〇王者・HAYATA(14分11秒、ヘデック→片エビ固め)●挑戦者・YO―HEY
▼GHCジュニアヘビー級タッグ選手権60分1本勝負
挑戦者組・原田大輔、〇タダスケ(10分58秒、アウトキャスト→片エビ固め)王者組・小川良成、●鈴木鼓太郎
▼30分1本勝負
〇藤田和之(7分57秒、レフェリーストップ)●谷口周平
▼6人タッグマッチ30分1本勝負
〇エディ・エドワーズ、小峠篤司、クリス・リッジウェイ(11分30秒、ボストン・ニー・パーティ→片エビ固め)望月成晃、田中稔、●スペル・クレイジー
▼6人タッグマッチ30分1本勝負
〇桜庭和志、大原はじめ、NOSAWA論外(8分20秒、足4の字固め)西村修、●Hi69、宮脇純太
▼タッグマッチ30分1本勝負
本田多聞、〇百田光雄(10分10秒、サムソンクラッチ)斎藤彰俊、●井上雅央
▼6人タッグマッチ30分1本勝負
KAZMA SAKAMOTO、〇イホ・デ・ドクトル・ワグナーJr.、岡田欣也(6分08秒、ムーンサルトプレス→片エビ固め)モハメド・ヨネ、クワイエット・ストーム、●熊野準