【11月2日 AFP】インドの警察当局は1日、家族が生き埋めにしようとしていた赤ちゃんを救出したと発表した。同国では2週間前にも、墓から陶製のつぼに入った女の赤ちゃんが発見され、後に「奇跡的」な生存が大々的に報じられたばかり。

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 今回の事件は、同国南部ハイデラバード(Hyderabad)郊外で発生、警察官らは、赤ちゃんを毛布にくるんで抱えた祖父と、荒れ地に素手で穴を掘る男に相対した。

 現場にいた男2人は赤ちゃんが病院で死亡したと話している。その一方、一連の出来事を不審に思ったタクシーの運転手から情報提供を受けていた警察当局は、警察官らが毛布の下で動く赤ちゃんを目にしたとしている。

 赤ちゃんは病院で治療を受けており、男2人は身柄を一時拘束され、捜査が進められている。

 警察官のA・シュリーニバスル(A. Srinivasulu)氏はAFPに対し、「彼らは幼児が死んだと思っており、家族から家に連れて帰らないよう言われていた」と明かすとともに、「赤ちゃんが救出されたのがただただうれしかった」と話した。

 インドでは、女性が結婚する際に持参金を支払うために経済的な負担がかかり、女児の殺害が横行している。(c)AFP