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見城徹と秋元康が問題の「血液クレンジング」PRをこっそり削除していた! 幻冬舎メディアで“2人で一緒にやってる”と宣伝
幻冬舎「GOETHE」のページから消された見城氏と秋元氏の「血液クレンジング」記事(ウェブ魚拓より)
科学的根拠が希薄だと指摘されているにもかかわらず、芸能人や文化人らが宣伝し、社会問題となっている「血液クレンジング」。曰く、「ドロドロになった血液」を一度体外に取り出して、オゾン注入により血液を“浄化(クレンジング)”。体内に戻して「健康なサラサラ血液」にすることで疲労回復や免疫機能向上の効果がある、というのだが、そうした“PR”には医師や専門家からも「科学的根拠がない」「疑似科学だ」と警鐘を鳴らす声があがっている。
すでに、医療関係者らによる批判は、この問題を取り上げてきた「BuzzFeed Japan」をはじめ、「現代ビジネス」など複数媒体で報じられているとおりだ。10月後半には、ブログやInstagramなどで「血液クレンジング」を宣伝してきた市川海老蔵や高橋克典、田中律子、仲里依紗、高橋みなみなどの芸能人が大炎上するという事態となった。
たとえば、2012年に「血液クレンジング」を受けたことをブログで拡散していた、ブロガーのはあちゅうは、「エセ科学」との指摘を受けて記事を削除、Twitterでも〈もしもニセ医療であるなら、お金を払って施術を受けているので被害者ではあるのですが、SNSに載せると被害者でありながら被害を拡大させているので、責任も感じますし、情報の発信や判断って本当に難しいですね〉などと投稿した。
だが、こうしてTwitterで見解を示したはあちゅうのようなケースはほんの一部だ。なかには、以前はノリノリで「血液クレンジング」を宣伝し、その“効果”を謳っておきながら、コッソリとその痕跡を削除、一切の釈明をせぬまま遁走しようとしている人たちさえいる。
そう、幻冬舎の見城徹社長だ。見城氏といえば「安倍首相の大ファン」を公言する“安倍応援団メディア人”の代表。今年5月には、『日本国紀』(百田尚樹)を批判した作家・津原泰水氏の文庫本出版中止問題で、津原氏の実売部数を晒すなどの暴挙に出て、多くの批判を浴びたのも記憶にあたらしい。
その見城氏だが、一時期、オトモダチの秋元康氏といっしょに「血液クレンジング」に大ハマりしていたらしく、幻冬舎のファッション雑誌「GOETHE」のウェブ版にも、二人で「血液クレンジグ」を猛プッシュする記事を掲載していた。ところが、騒ぎが大きくなった10月、そのウェブ版記事が何の断りもなく、いつのまにか削除されてしまったのである。
出版社の代表にあるまじき無責任っぷりだが、どれだけ密かに消したと思っていても、ウェブ上には“魚拓”が残っているし「GOETHE」本誌にもバッチリ同じ記事が載っている。どんな内容だったのか、あらためて紹介しておこう。
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