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【首都スポ】<大学スポーツ紙競演・五輪候補編> スポーツ東洋は競泳・白井璃緒2019年11月2日 紙面から
本日の首都スポは、大学スポーツ新聞競演企画の「五輪候補編」です。慶應スポーツ、スポーツ東洋、早稲田スポーツの3紙が、2020年東京五輪出場を目指すお勧めアスリートを紹介します。 ◆強い気持ち「誰にも負けない」今年7月に行われた世界水泳選手権。初出場にして、決勝進出まで登りつめてみせたのが白井璃緒(2年・宝塚東)だ。 日本代表デビューからわずか1年。「まさか自分が世界の大舞台に立てるなんて」。そうつぶやきながらも、初日から400メートルリレーで日本新記録を樹立、200メートル自由形では自己ベストで決勝進出を決めるなど、その戦いぶりは堂々たるものがあった。 今年は主要国内大会の出場種目全てでベスト更新、5種目で優勝を飾るなど国内では敵なし。「泳ぐのが楽しい。ベストを出す楽しさをまた味わいたくてベストが連発している状態」だと言う。 元々注目選手ではあったが、大学生に入って急成長した。名将・平井伯昌コーチの下で、世界選手権メダリストの大橋悠依(イトマン東進)や五輪メダリストの萩野公介(ブリヂストン)らトップスイマーと練習を積み、実力を伸ばしてきた。しかし、本人の意識はいたって普通。「確実に自信になる練習が誰よりもできている。誰にも負けないという強い気持ちがある」と、日々の練習の積み重ねが強さの秘訣(ひけつ)だ。 9月の日本学生選手権(インカレ)では史上初の5冠を達成。大会新記録を連発し、2種目で今年の国際大会派遣標準記録を突破した。留まることを知らぬ白井の成長。初のオリンピックの舞台まで、その勢いは止まらない。 (越塚日南) ◆筆者のひと言▽越塚日南(社会学部3年)「日本代表になっても、変わらず丁寧に取材に応じてくれる白井選手。プールではコーチに軽口をたたかれたり、チームメートと笑っていたり、学生らしい一面も見られてほほ笑ましかったです。五輪の舞台でレースが見られるのを楽しみにしています!」
◇ 首都圏のアスリートを全力で応援する「首都スポ」。トーチュウ紙面で連日展開中。
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