DeNAからドラフト1位指名を受けた桐蔭学園高の森敬斗内野手(17)=175センチ、75キロ、右投げ左打ち=が2日、横浜市内のホテルで入団交渉し、契約金1億円、年俸1000万円で合意した。
三拍子そろった将来のスター選手に、球団は背番号「6」を用意。高卒新人としては、PL学園高からドラフト1位で2000年に入団した田中一徳以来、20年ぶりに1桁を背負うことが決まった。
吉田孝司球団代表補佐兼スカウト部長は「空いている中で最もいい番号。看板選手になってほしい」と期待。森は「高校の時と同じ背番号をつけられるのはうれしい。1年目から1軍で活躍できるようにキャンプからアピールしたい」と意気込んだ。
桐蔭学園高の先輩には、ロッテから国内FA権を行使して大注目を集める鈴木がいる。森は「(高校の)監督から、選手としてだけではなく人間性も素晴らしい方と聞いている。自分もそういう選手になりたい」と目を輝かせた。 (石井智昭)