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【芸能・社会】

トラジャ 生まれ変わった 単独初主演舞台が開幕 演出・滝沢秀明さん絶賛

2019年11月3日 紙面から

初の主演舞台で息の合ったパフォーマンスを見せるTravis Japan

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 ジャニーズJr.の7人組グループ「Travis Japan」の単独初主演舞台「虎者(トラジャ)-NINJAPAN-」(企画・構成ジャニー喜多川、構成・演出滝沢秀明)が2日、東京・東池袋のサンシャイン劇場で初日を迎えた。一糸乱れぬダンスや迫力満点の殺陣、トランポリンを使った難技など、ボロボロになるまで猛特訓を重ねて“限界超え”に挑戦した7人に、演出の滝沢さんは「彼らは生まれ変わった」と絶賛した。

 念願の初主演舞台だからといって、浮かれている余裕など1ミリもない。「いい意味で一皮むけた。それくらい彼らは変わった」と滝沢さんは手応えを口にした。きっかけは、ジャニーズJr.として多くのステージをともにしてきたSixTONESとSnow Manが来年1月22日に同時デビューが決定したことだった。

 「彼らは『初めてこんなに悔しい思いをした』と言っていた。それを受けてからの作品。今までとは比べものにならないくらいの気持ちで、稽古からやっています」

 第1幕は究極の家族愛をテーマに、忍者をモチーフとした和のショーで構成。最大の見せ場は、トランポリンとプロジェクションマッピングを投影した壁を使ってパフォーマンスする「ウオール・トランポリン」だ。七五三掛(しめかけ)龍也(24)が「人生で一番筋肉痛になりました」と稽古を振り返ると、中村海人(22)も「肩甲骨のあたりがみんな真っ赤になって、『これが男の勲章だ』って写真を撮り合っていました」と明かした。

 第2幕は、ダンス技術がジャニーズでも屈指の先輩・屋良朝幸(36)が振り付けを担当したショータイム。屋良は最終の通し稽古の際、「ダメ出し? しないよ。だって全部ダメだから」と言うほどの鬼教官っぷりだったと明かした滝沢さんは「ボロボロになるまで頑張る姿に、『ここまでやるか?』と。限界を超えて、(7人は)自分たちからハードルを上げる作業をしている」と目を細めた。

 映画「マイケル・ジャクソン THIS IS IT」を手掛けた振付師トラヴィス・ペイン(48)の門下生としてレッスンを積んだ彼らのダンス技術はJr.グループの中でもピカイチ。宮近海斗(22)は「僕らはもっと上を目指します。『世界を意識』するがジャニーさん(故ジャニー喜多川社長)の教え。その夢を僕らがつないで、いろんな国に通用する作品にしたい」と、海外での上演を目標に掲げた。

 同所で10日まで。名古屋公演は26、27日に御園座で。

第1幕でマッピングウオール・トランポリンパフォーマンスを見せる=東京・サンシャイン劇場で(高嶋ちぐさ撮影)

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