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【社会】

川崎の映画祭 「主戦場」一転上映へ 慰安婦映画、中止に反対相次ぎ

 川崎市で開催中のKAWASAKIしんゆり映画祭の主催団体は、上映を中止にした従軍慰安婦をテーマにした映画「主戦場」(ミキ・デザキ監督)を最終日の四日に上映すると公式ツイッターで発表した。

 十月三十日にあった公開討論会で、映画関係者や市民から「表現の自由が損なわれる」などと上映中止に反対する意見が相次ぎ、「上映実現に向けて前向きに協議している」とのコメントを出していた。

 「主戦場」を巡っては出演者の一部が上映中止を求めて提訴。映画祭を共催する川崎市から「裁判になっている作品を上映するのはどうか」と懸念を伝えられたことを受け、主催のNPO法人「KAWASAKIアーツ」は中止を決めた。

 中止に抗議して映画二作の出品を取り下げた若松プロダクションは、上映決定を受け、うち一作を当初予定していた四日に上映すると発表した。

 

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