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■収入手段を得にくい被災者の方へ(講演の仕事あります)


 3月11日に東日本大震災が起きてから、僕は主に2つの心配をしていました。

 一つは、地震・津波・原発事故・風評などによって財産を失った被災者の方々には、
にわかには仕事にありつけず、かといって十分な補償も受けられず、今後の生活に
大きな不安を抱える人がたくさん出てくるだろうという心配。

 もう一つは、地元のNPO(非営利の市民活動団体)のスタッフは、自らも被災しているのに
避難所などの被災者に対して支援活動を続けることになるため、どうしても活動資金が底をつき、
個人的な持ち出しも増える頃には、有益な支援活動も継続が危ぶまれるだろうという心配。

 そして、その2つの心配は現実のものとなり、被災者の中には自殺する方が出てきたり、
慌てて公式サイト上で活動資金を得るための寄付を募るNPOも続出しています。

 そこで、僕はそうした収入手段を得にくい被災者の方と、彼らを支援するNPOの
両方にまとまった現金が入る仕組みを考えました。


■被災者の自立支援事業
 『被災者+フリージャーナリストの講演事業』


 それは、被災地のNPOに地元の被災者とフリージャーナリストをマネジメントしていただき、
「被災者+フリージャーナリスト」というカップルで全国や海外に赴き、未曾有の被災体験に
ついて話す講演を売り出すことです。

 実際、被災地以外の方は、「東京発、全国行き」の新聞・テレビなどで
あたかも東北エリアでは復興が元気に始まっているかのような印象を持っています。

 でも、現実は「被災地は今日も有事」で、ライフラインも完全復旧していませんし、
学校も一斉登校が始められないところが多かったり、全国から届く支援物資が日に日に
減ってしまうなど、マスメディアによって困った現実が起きてますよね。

 なので、ぜひ「被災者」という当事者の声で真実を全国に伝えることが
必要な仕事になりますし、きっと全国の人たちも本当のことが知りたいはずなのです。

 子連れでも、友人どうしでも、講演者候補になれます。
 講演会場への往復交通費・宿泊費などはイベント主催者が負担するので心配いりません。

 孤児・妊婦・シングルマザーなど、収入手段が得にくい方を優先し、
講演者候補として全国各地に派遣し、講演料を受け取っていただけます。

 現在、下記のように岩手・宮城・福島それぞれの地元のNPOが、講演の仕事を得たい
被災者と地元在住のフリージャーナリストからの問い合わせを受け付けています。
(※震災のショックで精神的なダメージを受けている方は、ご無理をなさらずに…。
  落ち着かれた後で講演者候補として名乗りあげても遅くありません)


【宮城県の講演者のマネジメントを担当】★門間光紀(もんま・みつのり)
 2002年、松島町が企画した中心市街地活性化を目指す「まちづくり活性化委員会」の公募で参加したのを機に「げんき松島研究所」を発足。
 商店街の空き店舗を使ったチャレンジショップや松島海岸周辺公衆トイレマップの作成などを実施。
 その後、高校時代を過ごした石巻の安心・安全なまちづくりのために「げんき石巻研究所」を発足。
 防災に関する普及・啓蒙を行う事業型NPOとして初期消火や避難路確保に威力を発揮する「投げ消すSAT119」を販売。
 2007年には「げんき宮城研究所」を設立。
 震災後はアクティブルーム☆伊達っ子実行委員会と共に、県内の小学校や児童養護施設におむすびを提供する義援金の募集を開始。
 また、「東日本大震災復興支援市民活動ネットワーク宮城」に参加。
 事務局として被災した子どもを支援する「宮城子どもスマイルサポートプロジェクト」や、食の提供を中心にスポーツ支援、アート支援、音楽支援、子ども遊び支援を行う「東北キッチン プロジェクトトレーラー生きる力プロジェクト」などを実施。
 Mail: genkimiyagi@yahoo.co.jp
 Tel:090-7526-7826(門間)
 ※AM9:00~PM10:00のみ受付(緊急時は時間指定なし)
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【岩手県の講演者のマネジメントを担当】★本舘淳(もとだて・あつし)
 1973年生まれ。
 年々深刻化している岩手県の社会問題を憂い、県の新しい発展に寄与するべく、「力あふれる郷土の創造」「官・民・業の真の協働による地域経営と地域振興」「希望と魅力のある県づくり」を三本柱としたNPO法人パワーアップ支援室を設立、代表理事に。
 総合支援コンサルティング事業や社会貢献の各種事業により、官・民・業の縁の下の力持ち的役割として、幅広いサポート活動を展開中。
 震災後は自身が代表を務める「合同会社いわて生活支援室」との協働で孤立避難所を支援する「いわて被災地支援募金」、救援活動中のNPOやボランティア団体を支援する「いわて被災地NPO支援金」を開設。
 また、被災企業の呼びかけに応じ、岩手県の産業復興のためのマッチングサイト「がんばろう!岩手.com」の協賛法人として無償での事業用物資等を受け付けている。
 Mail:info@power-up-support.org
 Tel&Fax:019-662-7433
(パワーアップ支援室)
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【福島県の講演者のマネジメントを担当】(※急募!)

 福島県にあるNPOや非営利活動団体との協働を急募しています。
 NPOの認証前でもOK。学生団体でもOK。
 社会起業に理解がある事業者なら歓迎します。

 これを機にソーシャルビジネス(※社会起業。営利目的ではなく、問題解決を目的とし、その解決コストを賄うための収益事業を行う新しい働き方)を始めたい意欲のある方、大歓迎です。
 この事業の企画者である今一生(こん・いっしょう)までメールでお問い合わせください。

【東京近郊に避難された講演者のマネジメントを担当】★今一生(こん・いっしょう)

 1997年、親から虐待された人たちから公募した手紙集『日本一醜い親への手紙』3部作をCreate Media名義で企画・編集し、文庫版も含め30万部のベストセラーにする。
 99年に被虐待児童とDV妻が経済的かつ合法的に自立するための支援本『完全家出マニュアル』(同)を発表。そこで造語した「プチ家出」は流行語になり、問題提起として話題に。
 その後、家出できない被虐待児童を取材し続け、彼らに自傷行為や自殺未遂の経験者が多いことから15年以上、300人に上る自殺経験者と付き合う取材を重ねる。
 一方、自殺の誘因となるさまざまな社会的課題に対してビジネスの手法で解決していく「社会起業家」の働き方に注目し、事業型NPOを中心とする社会起業家の精力的に取材を続け、2007年、東京大学で自主ゼミの講師に招かれ、1年間ほど社会起業を教える。
 この講演事業では、東京・千葉・埼玉・神奈川の各県に疎開・一時避難してこられた被災者からの問い合わせに応じるほか、営業・広報を担当している。
Mail:conisshow@gmail.com
Skype:con-isshow

TEL:090-7802-3065(※正午~PM10:00)
conisshowmini.jpg


 この講演事業では、マンパワー不足のため、被災者の全員を救うことはできません。
 下記に該当される方を優先的に講演者候補として選びたいと考えています。


【講演者候補/被災者の場合】

#仮住まい生活で貯金もなく、仕事に就きにくい条件がある
#身分証明が困難などの理由で生活保護の申請が進んでいない
#身寄りがなく、仮住まい先から出されたら住居がない
#震災の影響でオーバーステイになってしまった外国人など

 具体的には、孤児・妊婦・シングルマザー・高齢者などを対象にしています。
(※親類の家に仮住まいしている方や講演未経験者も大歓迎です)

 ただし、以下の条件の方は、講演者として対象外となります。

#小学4年生以下(※同行できるが、講演料の対象外。孤児は歓迎)
#介助が必要な高齢者・傷病者・障害者(※介助不要なら歓迎)
#故意に不法滞在の外国人(※日本語が話せる合法的な方は歓迎)
#震災時に刑務所に収監されていた方など(※未成年は除く)

【講演者候補/フリーの報道関係者の場合】

 震災前から現地に住んでおり、被災直後から取材してきたフリー(※テレビ局や新聞社などに所属していない独立系)のアナウンサー・ディレクター・ジャーナリスト・カメラマン・ライターなら、被災者と同行し、講演者としてこのプロジェクトに参加できます。
 また、こうした報道関係者に準ずる形で、被災地での支援活動に従事してきた地元のNPOのスタッフや医師・看護師・消防隊員も、講演者候補として応募できます。


 5月未明には営業を開始予定です。
 みなさんのお知り合いに上記に該当する被災者の方やフリージャーナリストの方が
いらっしゃったら、ご覧のブログ記事をお早めにお知らせください。

 下記のように、毎日新聞(全国版)に取材され、記事が掲載されました。
(※web版は5月9日付。本紙は10日付)

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 新聞・テレビ・雑誌・ラジオなどの媒体関係者向けには、
ここをクリックすると、プレスリリースをダウンロードできます。

 宮城県の方はこの広報チラシを、岩手県の方はこの広報チラシを、東京近郊に疎開・一時避難されてきた方にはこの広報チラシをプリント&コピーの上、避難所や被災者の集まる場所で配布してくださると、収入手段に困っている被災者の方が助かります。

 この講演事業は近日中に公式サイトを発表予定です。
 「自分の住む街で講演してほしい」というリクエストは、このブログの執筆者で、
この講演事業を総括・営業する僕(今一生)までご連絡ください。
conisshow@gmail.com(今一生)
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 なお、10代の被災者の方には、「被災体験記」を書いて1万円以上の
原稿料を得られる仕事もあります。
 詳細は、このブログをご覧ください。

 共感していただけましたら、この記事の下にある「ツィートする」や「いいね!」をクリックし、より多くの方々に広めていただけるとうれしいです。
 そのちょっとした行動だけでも、被災者を支援したい人が増え、被災者が助かりますから…

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