「スポンジ・ボブ」生みの親、ステファン・ヒーレンバーグ氏が死去
2018年11月29日 11:00
[映画.com ニュース] 米人気アニメ「スポンジ・ボブ」シリーズの原案やプロデュースを手掛けたステファン・ヒーレンバーグ氏が、11月26日(現地時間)に死去した。享年57歳。2017年に、ALS(筋萎縮性側索硬化症)であることを公表していた。
ヒーレンバーグ氏は、1961年に米オクラホマに生まれ、南カリフォルニアで育った。ハンボルト州立大学で海洋学を専攻し、副専攻として美術を学んだ。卒業後はオレンジカウンティ海洋研究所で教育者となり、生徒の教材として漫画を描き始める。その後、カリフォルニア芸術大学に在籍してアニメーターとしての道を歩み、「スポンジ・ボブ」シリーズを生み出した。テレビアニメ「スポンジ・ボブ」は、99年にアメリカ、00年に日本で放送が開始。映画化もされ、世界中で愛されるシリーズとなった。
この訃報に、同番組を放送する米子ども向けチャンネル、ニコロデオンは声明を発表。「ステファン・ヒーレンバーグがALSと闘い、死去したとの知らせを受け、悲しみに暮れています。ご家族にお悔やみを申し上げます。ステファンは、個性的なユーモアのセンスと無邪気さを持ったスポンジ・ボブを通して、何世代もの子どもたちとその家族に喜びを届けてきました。スポンジ・ボブというキャラクターと(アニメの舞台である架空の海底都市)ビキニタウンの世界は、楽観的であること、友情、そして想像力の無限のパワーをいつまでも思い起こさせてくれることでしょう」と哀悼の意を表している。
(映画.com速報)