一部で「カリスマ」の敬称で知られる井上俊之氏が、下記のようなツイートをしていた。
「表現の不自由」展、中止の事態までは想定外だったのかも知れないが、見事に表現を「不自由」にしている連中をあぶり出す事には成功していて痛快。
その中には「キッタネー」本性が露わになった同業者も居て複雑ではありますが(苦笑)989人がこの話題について話しています
差別的な発想に基づく非難*1に対して、これくらいの批判がくわえられるのは、もちろん表現の自由である。
また、井上氏はid:Cinema2D氏による下記ツイートもリツイートしている。
広島原爆メモリアルの少女像があるけど、ハリウッドのデザイナーに「キッタネー少女像。日本人お得意の被害者プロパガンダだな。俺ならもっと美しい少女像を作るね」と言われた時「いや、これは純粋にデザインの批評。そこに米国人である彼の政治的な思想を読み取っちゃダメだよ」と思うかって話だよね https://twitter.com/gerogeroR/status/1160204744796676101 …
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こういうツイートをJAniCA理事という立場のアニメーターが発してくれただけでも、少し救われる。
ひとつひとつ言及するのは避けるが、「表現の不自由展」についてのアニメ関係者の言及を見ていると、職人という側面が強いアニメーターと、物語を作るような脚本家や監督とで、少し温度差がある感じを受けている。
どちらかといえば井上氏は職人をきわめたアニメーターであるが、作画表現の研究をおこたらず情報も共有しようとしていることや、職人的な立場の育成や広報などに目配りしているのが違うのかな、とも思った。