Windows OS は2年〜3年おきに新しいバージョンが発売されます。そして、サポートが受けられなくなった古いバージョンのWindows OSを使いつづけることはできません。
Windows OS の各バージョンのサポート期限
Windows OSの各バージョンの発売年とサポート期限は下記のようになっています。
製品名 | 発売年 | メインストリームサポート期限 | 延長サポート期限 |
Windows Vista | 2007年 | 2012年 | 2017年 |
Windows 7 | 2009年 | 2015年 | 2020年 |
Windows 8 | 2012年 | 対象外 | 対象外 |
Windows 8.1 | 2013年 | 2018年 | 2023年 |
Windows 10 | 2015年 | 2020年 | 2025年 |
メインストリームサポートと延長サポートの違い
Windows VistaからWindows 8.1までは、メインストリーム サポートと延長サポートの2種類があります。Windows 10では若干異なります。
メインストリームサポート | 延長サポート | |
期間 | 製品発売後最低5年間 | メインストリームサポート終了後最低5年間 |
仕様変更、新機能のリクエスト | 対象 | 対象外 |
セキュリティ更新プログラム | 対象 | 対象 |
修正プログラム作成の新規リクエスト | 対象 | 企業向けの一部のみ対象 |
無償サポート | 対象 | 対象外 |
有償サポート | 対象 | 対象 |
サポート対象の製品カテゴリ | メインストリーム サポート全製品 | 延長サポートビジネス開発製品のみ |
製品発売から最低5年間はメインストリームサポート期間として、仕様変更、新機能のリクエスト、無償サポート ライセンス、ライセンスプログラムおよび、その他の無償サポートを含むサポートが行われます。
延長サポート期間中は、セキュリティの更新プログラムが行われます。
メインストリーム サポートに加え、延長サポートも含めたすべてのサポートが終了すると、仕様変更や新機能のリクエスト、セキュリティの更新プログラムや、無償 / 有償サポートなど、マイクロソフトが提供する重要な更新を含む、すべてのサポートが受けられなくなります。
延長サポートが終了したWindows OSのリスク
Windows OSのサポート期限を過ぎても、使い続けることはできますが、継続利用するリスクは大変高いものです。
Windows OSのサポート終了により、セキュリティは弱くなっていきます。そのため、外部からの侵入が簡単にできるようになります。
いつかマルウェアに感染してしまう
Windows OSのサポート終了は、更新プログラムが機能しなくなることを意味します。そうなるとパソコン内にウイルスを持ち込まれやすくなります。
個人情報が漏えいする
セキュリティホールを抜けてマルウェアがパソコンに侵食し感染すると、個人データや取引先の情報、お客様の個人情報など、さまざまな個人情報が盗まれてしまいます。
機器やソフトが利用できなくなる
Windows OSのサポート終了は、パソコン自体だけでなく、そういった機器にも影響を及ぼします。周辺機器もサポートするOSに依存していますので、Windows 7のサポート終了のデメリットとして、周辺機機器が利用できなくなることが挙げられます。
例えば、Office 2019はWindows 10のみ対応して、Windows 7やWindows 8.1では対応しません。
サポート終了後の対処方法
Windows OSのサポートが終了する前に、最新バージョンへアップグレードしましょう。
例えば、Windows 7のサポート期限がもうすぐ終了します。
サポートが終了する前に、Windows 10へアップグレードする。今は、無料でアップできる方法もあるようです。
無料アップグレード期間が終了すると、新しいWindows 10を入手するか、パソコンを買い替えることにしましょう。
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