10月に右肘の手術を受けた中日・堂上直倫内野手(31)が1日、ナゴヤ球場での秋季キャンプで術後初めてとなるティー打撃を行い、ノックも受けた。送球はせず、スイングも実質左手だけでという形だったが、復活へ向けて一歩階段を上がった。
10月21日に名古屋市内の病院で右肘関節形成術を行ってから、ずっとトレーニングウエア姿でリハビリをしていたが、この日は術後初めてユニホームを着ての練習となった。
屋内練習場で30球程度やったティー打撃では、ほとんどがバットを短く持って左手一本で打った。何球かは両手でバットを持ったが、右手は添えるだけの形で、インパクトからは右手を離して打った。ノックは遊撃の守備位置に就き、北野コンディショニング担当に50球ほど打ってもらった。
打撃も守備も感触を確かめるような感じだったが、練習が一段階上がり、表情は明るかった。「ノックは全然足が動いてなかったですね。これから徐々に、野球をやっていきます」と堂上。徐々にペースを上げていく。