トップ > 中日スポーツ > ドラゴンズ > ドラニュース一覧 > 11月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【ドラニュース】

与田監督「ケガを恐れず鍛えろ」 よりハードに体と心にパワーを 「練習量は、すごく大事」

2019年11月2日 紙面から

沖縄秋季キャンプに合流し、小笠原(中)らを指導する与田監督(左)(中嶋大撮影)=北谷公園陸上競技場で

写真

 中日の与田剛監督(53)が1日、沖縄・北谷で行われている秋季キャンプに合流した。午前の強化トレーニング、午後の技術練習とこの日も8時間超のハードな内容だったが、精力的に動き投手陣、野手陣の練習をチェック。その口からは、3日からの第2クールを「よりハードにやっていく」と鬼予告が飛び出した。

 高橋、溝脇が顔をゆがめてボールを追う。木下拓、桂はユニホームが真っ黒になっていた。日が落ちかけても終わらない練習。キャンプ3日目は第1クール最終日とあって、疲労の色は隠せない。そんな光景を見詰めた与田監督は「しっかりこなせている」と口にした。

 巻き返しのための大事な大事な秋。練習メニューをしっかりこなせてはいたが、満足はできない。チームは5位。来季の反攻は生半可な練習、気持ちでは決してなしえない。「第2クールから、よりハードにやっていこうと思います」。指揮官は、さらなる厳しい練習を予告した。

 石垣が初日に左太もも裏を痛め、31日に名古屋へ戻った。それほど厳しい。「もちろんケガをさせてはいけない」というのが大前提。一方で「ケガを恐れていて、やらなきゃいけないことを怠ってしまうのはもっといけない」とも言う。だから、あえて心を鬼にして選手と向き合う。

 キャンプのテーマに「体操」を掲げている。「体」を思い通りに「操」る。パワーを付け、股関節の柔軟性や可動性を高めることにも比重を置いている。指揮官は「パワーは体と心、両方と考えています」と言う。体はもちろんフェンスを越す、強い打球を打つなどの力。心はチャンスをピンチのようにとらえない強いハートの力。それをこの秋に備え付けさせる。

 ハードな練習は体を鍛え上げ、心も鍛える。「実際に自分たちがこれだけやったんだ、というものが、すごく大事になってくる。練習量っていうのは大事だと思っている」。だからこそ第2クールから、さらに負荷をかける。

 

この記事を印刷する

PR情報

中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ