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樫田秀樹

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●岩波書店の月刊「世界」に記事掲載予告
 11月8日。岩波書店の月刊「世界」に入管問題について私が書いたルポ(約1万字)と、仮放免者3組による座談会をまとめた原稿(約1万字)を掲載予定です。
 そのルポのなかでは、今年3月まで入管職員だった木下洋一さんについても書いていますが、ここでは、それを簡潔にしたものを「世界」の宣伝として紹介します。

●入管を辞めた
 2019年3月末、木下さん(52)は18年間勤務した入管を辞めた。その常軌を逸した行政処分にこれ以上携われないと思ったからだ。元々は「適職だ」と思った入管だったが、気づいたら冷たい組織へと変わっていた。

木下洋一さん その1


1 適職だった
 木下さんは2001年、入管に入職。「実態調査部」では、在留外国人が偽装結婚や偽装就労をしていないかを、登録家屋や社屋に赴き確認し、2003年には羽田空港での上陸審査に異動し、観光客を装い日本で働こうとする外国人の入国を拒否してきた。同僚の中でも厳しくやる方で「使命感を覚えていた」。

2 違和感 子どもへの強制送還
 だが2006年、横浜審判部門に異動してから「価値観が変わった」。直接のきっかけは、不法滞在一家を強制送還させた時、そこに息子と同い年くらいの10歳の少年がいたこと。少年は、日本で生まれ育ち、父の本国も知らず、日本語しか話さない。子ども巻き込むような処分が必要なのかと疑問を抱いた。

3 仕事への疑問 入籍期間の長い外国人を収容
2009年に他部署に異動したが、2016年、統括審査官として横浜審判部門に戻ると、決定的な違和感を覚える。
たとえば、以前は、偽装結婚でない限り、日本人と結婚した外国人には、婚姻期間の長短に関わらずに在留資格を付与したのに、戻ってくると、婚姻期間が長くても、子どもがいても、「付与しない」体質へと変貌していたからだ。
実際、木下さん自身もその仕事をした。ある日、上の決定通りに、ある外国人夫に「在留特別許可は出ない。退去強制令書(送還命令)を出します」と告げた。次の瞬間にその夫は収容された。
 日本人妻は「間違っています! 子どもが大学に入ったばかりで、夫が送還されたら生きていけません! 私たちの結婚を引き裂くのはあんまりです!」と訴えた。

木下洋一さんの論文←木下さんの修士論文

 表面は平静を装いながらも、木下さんもそう思った。そして、自身が覚えた「この制度は間違っているか?」の疑問を検証するため、在職しながら大学院修士課程に入学して法学を学ぶ。その結果、「広範な裁量権をもつ入管は,その裁量権をコントロールできない。また,すべての手続きを入管だけで行い,裁判所や第三者機関が一切関与しないため,チェック機能も存在しない。入管行政がブラックボックス化するのは必然」と確信し、入管制度を改めるべく、今年3月末に入管を退職し、「入管問題救援センター」を立ち上げた。一般市民向けにセミナーなどを開催予定で、11月19日と26日、セミナーが開催される。詳しくは、このサイトを参照のこと。

4 入管職員も苦しい。国を動かす
 一方、木下さんは入管の存在は否定しない。実際に不法就労や違法行為目的の外国人がいる以上、必要な組織だからだ。
しかし今の体制では「被収容者も苦しむし、その仕事に携わる職員も苦しい。誰にも何のメリットもない。このままでは信頼を失う」。
 木下さんの願いは、「入管は入管行政を『運用』で実施するが、きちんと『法』で規律すべき。そのためには自民党も含め国会議員を動かしていきたい」ということだ。


 といった木下さんの半生も含め、「世界」では、被収容者のこと、仮放免者のこと、もろもろ書いております。
 よろしければご高覧を。11月8日発売です。

←織田朝日さんの入管問題について訴える「となりの難民」。明日、11月1日発売予定です。


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