W杯で8強進出を果たしたラグビー日本代表のSH流大(27)が31日、東京都府中市の所属するサントリーグラウンドで取材に応じ、W杯を振り返った。
改めてW杯の感想を聞かれ、「ひと言で言うと、楽しかった。勝てない相手なんていないということを子どもたちに示せたのがうれしい」と笑顔。6月の宮崎合宿ではリーダーグループのミーティングでジョセフHCに「みんなリーチに頼りすぎだ」としかられ、「そんなことはない。コーチの見ていないところでも僕らはいろいろ動いている」と反論。ジョセフHCが「いや、そんな意味では…」と撤回したという秘話も明かした。
29日には堀江、稲垣らと千葉県富津市の台風被災地を一般ボランティアとして訪ね、瓦礫処理などに従事した。
「濡れた畳は『こんなに?』と思うくらい重くて、普通の人はとても運べないと思う。ラグビー選手が少しでも役に立てたならうれしいし、また機会があれば何かの役に立ちたい」
準決勝は会場で生観戦したといい「さらにレベルが上がった。ここに行くにはさらなる努力が必要ですね」とキッパリ。決勝の予想は「接戦、ロースコアでしょう。16―8で南ア。でもこれ、エディーさんの耳に入るかな?」と苦笑していた。