ラグビーW杯日本大会がいよいよ大詰め。世界一を懸けて、決勝(11月2日・日産スタジアム)で相まみえるイングランドと南アフリカは31日、出場メンバー23人をそれぞれ発表した。2003年以来2度目の優勝を目指すイングランドの先発は準決勝と同じで、オーウェン・ファレル(28)とジョージ・フォード(26)のダブルSOで臨む。
やれることはすべてやった。決戦を前に、イングランドのエディー・ジョーンズ監督は自信をみせた。
「4年間、この試合のためにすべての準備をしてきた。南アフリカは簡単な相手じゃないことは分かっているが、何も恐れることはない。オンフィールドでもオフフィールドでも、今はリラックスしている」
この日発表されたメンバーは、ニュージーランドとの準決勝とほぼ同じ。負傷したリザーブSHのハインツに替わり急きょ呼び寄せたスペンサーが入っただけで、22人は不動だ。
ジョーンズ監督は今大会について「台風も来た。気象条件もいろいろ変わった。ボールが滑ったときもあれば、室内のスタジアムもあった。いろいろな条件に最も適応できたチームが勝ち残ったんだと思う」と振り返った。
「これまで経験したどのW杯とも違う大会になった。今までで一番楽しめている。終わってしまうのが寂しい。もっと続けたいね。でも土曜日は天気もよさそうだし、芝の状態もいい。ベストのコンディションでできそう。楽しみだよ」と結んだ。