11月に開催される野球の国際大会「プレミア12」に出場する侍ジャパン・井端弘和内野守備走塁コーチ(44)が、現場からチームの近況を報告する「井端弘和 侍レポート」。侍ジャパンの今をお伝えする。
宮崎から沖縄と続いた強化合宿もついに最終日。3人の投手の辞退に始まって、秋山翔吾選手の負傷離脱で終わった。秋山は高い志をもって、ほとんどの試合でこちらの呼び掛けに応じてくれてきた選手だから、本当に残念でならない。
それでもボクたちに立ち止まっている時間はない。この沖縄合宿中、侍ジャパン全員の部屋にスーツが届けられた。トップチームのオフィシャルスーツパートナーである「ブルックスブラザーズ」の秋冬モデルだ。
同社のスーツはケネディ、リンカーン、オバマら米国の歴代大統領が愛着したことでも知られ、ボタンダウンシャツの元祖とも言われている。着心地も申し分なく、採寸データも残っているので、ボクは個人的にも何着か購入している。
合宿、遠征、移動、宿泊、食事、用具…。侍ジャパンのあらゆる活動は、こうした企業に支えられている。ユニホームが侍の戦闘服だとするなら、スーツは正装。身を包み、台湾に行ってきます。東京でまた会いましょう!(侍ジャパン内野守備走塁コーチ)=おわり