使用する画像;sample8.JPG、sample11-1.JPG、sample11-2.JPG
演習11 | 画像を合成する |
まず、sample8.JPGを開きなさい。
画像ウインドウ | 操作ウインドウ |
(1) sample11-1.jpgから校訓がかかれた石を選択します |
sample11-1.jpgを開き、GIMP「ツールボックス」の、電脳はさみツールを用いて、次の画像を選択します。
選択後、〔編集(E)〕メニューから〔コピー(C)〕をクリックします。
(2) sample08.jpgの画像に、(1)でコピーした画像を貼り付けます |
sample08.jpgの画像ウインドウを開き、〔編集(E)〕メニューから〔貼り付け(P)〕をクリックします。画面上に、(1)の画像が貼り付けられます。
合成画像 | 操作ウインドウ(レイヤーエリア) |
点線で囲まれた画像が、貼り付けられた画像です。 画面の中央に貼り付けられます。 |
操作ウインドウの「レイヤ」タブをクリックすると、上図のようになっています。 「フローティング選択領域」という名前のレイヤーが追加されました。 |
レイヤーとは(重要) |
GIMPの画像は、背景が透明のフィルムが積み重なって構成されます。この背景が透明のフィルムをレイヤーといいます。 例えば、下のような5枚のレイヤーで、1つの画像が作成されます。 |
つまり、レイヤーとは画像を書き込むための”透明シート”です。透明なので何枚重ねても下の画像は見えます。ただし、レイヤーに描かれた画像が重なった部分では下の画像は上の画像に隠れて見えません。 レイヤーは順番を入れ替えることができるので、自分の見せたいように重ねることができます。 レイヤーの透明度を変えることもできます。レイヤーは最初から透明なので、描いてある画像の透明度を変えることになります。そうすると下の画像が透けて見えるようになります。 |
最初に開いた画像には、「背景」というレイヤー名が自動的に付けられます。今回では、sample08.JPGの画像が「背景」になります。 |
この貼り付けたばかりの状態では、「校訓の書かれた岩」の画像は、レイヤーとして確定していません。 レイヤーエリアの左下の新規作成ボタンをクリックします。レイヤーエリアは下図のようになり、1枚のレイヤーになります。 |
レイヤーエリアについて |
「レイヤーエリア」には、使用されているレイヤーが上から順に表示されますが、各レイヤーの左のあるアイコンがのときは、そのレイヤーを表示していることを示しています。このアイコンをクリックすれば、になり、そのレイヤーは表示されなくなります。例えば、上の例で、「背景」のをクリックして下さい。「貼り付けられたレイヤー」だけが表示されます。 |
背景が白とグレーのチェック模様になっているのは、背景が透明であることを示しています。今回作成された「レイヤー」の背景が透明の画像であることが分かります。 |
レイヤーの名前を変更 |
新規でレイヤーを貼り付けて作成した場合は、自動的に「貼り付けられたレイヤー」という名前が付きますが、レイヤーが多くなると混乱しますので、分かりやすい名前に変更します。 貼り付けられたレイヤー上で、マウスで右クリックをすれば、ポップアップメニューが表示されますから、そこから「レイヤー名の変更」をクリックします。レイヤー名の変更画面が表示されますので、名前を「校訓」に変え[OK]ボタンを押します。 次のようになります。 |
GIMP「ツールボックス」から、(移動ツール)ボタンをクリックします。選択された画像上では、マウスの形はになりますので、ドラッグ操作で画像の場所を移動できます。画面左下に移動しましょう。
なお、移動が出来る画像上でのマウスの形状はになります。
(3) sample11-2.jpgの画像(校章)を、(2)と同様にして貼り付けます |
この画像は背景が白なので、単にコピーして貼り付けると下図のように背景も貼り付けられます。
したがって、演習10の要領で文字の部分だけを切り抜いてからコピーをして、貼り付けます。
貼り付け後、レイヤーエリアから、新規作成ボタンをクリックし、名前を「校章」に変更します。
拡大・縮小ツールでやや小さくします。拡大・縮小ツールをクリックすると、画像上ではマウスはとなります。「校章」の画像をクリックすると、画像の境界線上に赤い8個の四角、中央に○が表示され、拡大・縮小ダイアログボックスが表示されます。
この画像上の赤い四角部分にマウスを移動させると、マウスの形状がのように変わりますので、ドラッグをして拡大・縮小を行います。拡大・縮小ダイアログボックスの[拡大・縮小]ボタンを押せば確定します。
画像の中央の○付近にマウスを近づけると、マウスの形状がに変わり、ドラッグして移動ができます。
移動ツールで画面右上に、移動させます。下図のようになれば完成です。
合成画像 | レイヤーエリア |
(4) GIMP形式で保存する。 |
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あとで画像を修正したり加工したりしますので、GIMP形式(*.xcf)で保存します。そうすることで、レイヤーなどの情報も保存されます。