使用する画像;sample03.JPG

演習10 あいまい選択ツールを用いて選択した画像から新しい画像を作る

選択したい画像が背景と大きく違う色の場合は、あいまい選択ツールが威力を発揮します。

GIMP「ツールボックス」から、ファジー選択ツール)ボタンをクリックします。オプションバーが下のように変わります。

そして、マウスポインタの形が変わります。この状態で、背景部分の右上あたりをクリックしてみてください。

点線の点滅で適当な範囲が選択されたことが分かります(図1)。1回のクリックで選択する範囲は、「しきい値で決まります。例えば、上の選択範囲を解除して、閾値を70にして、もう一度先ほどと同じ箇所をクリックして下さい。大幅に選択された範囲が広がります(図2)。

図1
図2
閾値が15の場合 閾値が70の場合

クリックした点の色に対して、許容した範囲の色に対して、同じ色とみなせる場合に選択します。従って、クリックした点の色によって選択範囲は変わります。閾値が大きければ同じ色とみなす色数が増えることになりますので、選択範囲が広がります。

では、背景部分をクリックしていき、「ひまわり」だけを選択し、ひまわりの画像を作成して下さい。保存ファイル名は、「ex10.jpg」です。

範囲選択の「オプションバー」には、4つのモードがあります。
クリックするごとに選択範囲を追加していくには、を選んでおきましょう。
注意
選択された範囲は、背景部分になるので、〔選択〕メニューから〔反転〕をクリックしてコピーする画像を選択します。
あとは、コピーして、〔ファイル〕→〔画像の生成〕→〔クリップボードから〕で、選択した範囲だけの新しい画像が作成されます。