感想一覧 ▽感想を書く

ありがとうございます。

海を渡った他所の土地では黄金も産出されていますし、金貨も存在しておりますが、
一般的にヴェルニア世界では金鉱が乏しい設定であります。

為にごくわずかな黄金製品しか存在せず、金貨も存在するにしても価値は極めて高価で
民間での支払いでは殆ど使用されていません。

王侯の贈り物や領地の買収、或いは諸侯の結婚の持参金や軍隊の雇用など
使用される局面は限られています。

現在のヴェルニアは人口が希薄な割に広大な土地で、
文明圏を外れれば未知なる土地が広がっています。
また人類に敵対的な種族や勢力も多い為に例え金属資源のある土地があっても踏み込めず、
一方で探鉱・採鉱技術が未熟な為、金属は全般的に高価です。

冶金技術の発展や人族の版図が広がる、或いは未知の土地の探索が進むなどすれば、
新たな金鉱が発見される、また、今は掘れない金鉱山から大規模に採掘出来るという可能性もあります。
なので、現在、黄金の産出に乏しいことは、将来も金貨が鋳造できないことを意味しません。

現在、一般的に支払いに充てられる金属貨幣で尤も高価なのは銀貨であり、
それ以外の高級な通貨となると、瑪瑙、琥珀、翡翠などの宝石類や貴重な毛皮、
蜻蛉玉、牛、香木、胡椒や砂糖、美人や職能、知識のある、或いはエルフの奴隷！などです。

>設定や世界観がよく作られていてリアル感があるところと、
設定を練るのが好きなので、世界観や文化などには結構、凝っています。

>登場人物にそれぞれ個性があるところです。特にアリアは最高です。
嬉しいですね。
アリアは毒があって、時に悪役のように振る舞う性格なので
時に動かすのが難しいですが、書くのが楽しいキャラクターでもあります。

>あとは百合百合していてうれしいです
百合は好きです。余り生々しいとあれかも知れませんが。
タグに百合とかついて、期待して読んでいたのに最終的に男とくっつく作品とか世に多すぎですぞ。

この百合タグをつけたのは誰だー！

>食糧関係など生活に密接なものは、けっこう進んでいるんでしょうか？
料理を含んだ文明の発展度は、史実の青銅器時代と鉄器時代が入り混じっている程度とお考えください。
ヴェルニア世界の緯度は北仏から南英程度の緯度を設定していますが、採れる食材の分布もほぼ同じとお考えくだされ。

この時代の庶民の主食は、普通は穀類の粥であります。
ふすま入りのパンも庶民の口に入りますが、臼で粉に挽かねばならんので粥よりはやや高価です。
貧民は腹を満たす為だけに、保管状態の酷い雑穀の薄い粥を口にします。酷い味です。
下層民や庶民は、普通の雑穀に燕麦やライ麦のパンも口に出来ます。これは結構食べられます。
やや裕福な市民や職人、商人などになると、大麦のパンや粥を毎日ではありませんが食べられます。
小麦は稀少ですから豪族や裕福な貴族でも毎日は食べられません。彼らが主食とするのは大麦でしょう。
一方でちょっと裕福な庶民や運に恵まれた下層民でも、稀に小麦を口に出来たりする程度には有り触れてます。

蕎麦など雑穀に燕麦（オーツ麦）ライ麦、大麦。加えて豆、ナッツ、玉ねぎなどが主な食材とされます。
その他に人参、蕪などの種々の野菜や兎、鶏、豚、山羊などの肉類や乳製品、クランべリーやレーズンがあります。
羊肉、牛肉と小麦は嗜好品に近い扱いをされる高級品ですが、ある程度以上裕福な人物なら口に出来ます。
蜂蜜も藁で巣箱を編んでいるような時代なのでそれなりに高級品ですが、採れる所では庶民でも蜂蜜酒など飲んでます。
砂糖、そして胡椒をはじめとするスパイスなどは僅かに入ってきていますが、やはり高価な外来品です。

主な調味料としてはバター、塩、魚醤、酢、アルコール類、脂肪、野苺やベリーなどの甘味、
ミントやタイム、バジルなどの香草類があります。

>他には主人公組以外は百合百合しないのでしょうか？
出てくる女の子出てくる女の子百合と言う事はありません。
異性を好きな子の方が多いでしょう。
しかし、物語世界の東国とか南方王国などは百合を許容する文化的風土がありますので、
東国から南方や沿岸地方出身だと百合嗜好な女の子もそれなりにいます。

ですから物語の展開次第では他に百合な子も出てくるかもしれませんし、
丁度、エリスがアリアにそうしつつあるように他の女の子がノーマル⇒百合になることもあり得ます。

>ここでムアコックの名前が出てくるとは思いませんでした。無かったら読み始めなかったかも。
>面白いので数日で読んでしまいました。

ムアコック好きな人に読んでもらえて、私もよかったですよ
面白かったなら何よりです

確かになろうの読者層から見ると古い作風かも知れませぬ。
その分、その手の作品が好きな人には楽しんで貰えればいいなと思います。

>悪いところは無いですが、二人に取ってのタネローンは在るのでしょうか。

二人が何時かタネローンと見いだせるか。己の力で安寧の地を作りだせるか。
まだ決めてません。
或いは安らぎの地を求めて虚しく彷徨い続けて果てるか、
必要とせずに生涯の最後まで戦う人生を送るかも知れません。
作者もハッピーエンドは嫌いではありませんから、
物語上で妥当と思えればタネローンも見つけると思います。

>剣は魔剣ではなさそうですね。

剣はそこそこ良い鋼の剣です。
鋳鉄や青銅の剣よりずっと良い代物ですが、魔法剣やドウォーフの剣には及びません。
いつか魔剣とか持たせてみたいです。

>最初のアリアのイメージは、なぜかバンパイアハンターDでした。

好きな作品です。やはり影響を受けているのかも知れません。

流石にDとは言いませんが、アリアも最初、もっと強くしようかとも考えました。
しかし主人公を強くし過ぎると、その分冒険物としての緊張感は薄れます。
竜と戦える勇者が、なぜか荒野を徘徊する盗賊からこそこそ隠れるとか変ですからね。
なので、現在のそれなり手練の強さに落ち着きました。

膂力については余り成長を期待できませんが、凄腕の剣士とか剣豪にはなれるかも知れません。

こちらも理想郷に辿りつけず、幾つかの作品の続きが読めないで
正しい主人公の倒し方とか、幼女戦記とか、その他、凄く気になります


ですが、管理人さんも自分の生活がありますし持ち出しでやってくださっているので、
そのうちに治してくれればそれだけで有り難いですしね。

>村長とか、なんか迂闊すぎて目も当てられない……。
上の人間が迂闊だと下の人間には災厄ですよね
神の視点からすれば、村長も間抜けに見えますし。
でも、人ってのは結構、自分の信じたいものを信じてしまうもので、どうしようもないかと

>アリアとエリスに安息の日は来るのか。
物語が続く限り、この先、数十年に渡って定期的に災難や困難にぶち当たる予定で御座る

>しかし他に感想書いてらっしゃる方々が、なんかすげー知識というか読書歴で、尻込みしてしまいそうでしたｗｗｗ

作者も読者さんのお勧めの本とかは結構、参考になったり、アマゾンでポチったりしています

あれ？そんなにお馬鹿さんな印象を受けましたか？

今回は思慮に欠けた言動をしたかもしれませんが、
実際には舌禍引き起こしたのは、北の村の青年相手の時だけですね。
基本的に奴が危険な目に逢うのが多いのは、他人の欲望を煽り、
商品になるに充分すぎる水準の美貌の持ち主だからです

>もしかしたら究極のMかもしれない

今のところは両方いけるし、ネコも、タチもこなせる設定です。
アリアの心身共に手に入れたいと渇望しているので、
心に入り込むために必要ならば、相手の望む仮面を被って振る舞う事もします。

心の中では友情や無償の愛情、他者に対する思いやりや想像力が大きな比重を占めていますし、
相手に自分を必要として欲しいとも思っているので箍の外れた振る舞いはしませんが、
同時に淫靡で邪まな欲望も抑制されてまた存在しています。

まあ、エロフに変貌することはあっても、
かなり強靭に善良なので闇エルフに堕ちたりとか言うオチはまず有り得ません。

>更新おつかれさまです。

妙に忙しかったのと連日の暑さに億劫で、更新も遅れがちになってしまいました。

今までは読んでいた作品が更新しなくなると、作者さんは早く続き書くべき（キリッ
など無責任に催促したこともありましたが、自分が書けない環境に陥ると、
続きを書くのがこれ程難しいものかと思い知らされました。
それでも読みたい作品には、続きマダーと匿名で書き込んだりもいたしますが

>なんだかぞくぞくするような緊張感があって、次は何が起こるか楽しみです。

登場人物一人一人の思考や行動がばらばらなので、時々、作者にも次が想像できませぬ。

今回のシーン。或いは、蛇足かしらんと思わないでもないですが、
権謀術数や家督を争う貴族ならば、猜疑心の強い部分もあるでしょうし、
そうした人物が他者を信じるに足るとの判断に至るまでには、ある程度段階を踏むんではないかと。

感想ありがとうございました。

感想をありがとうございます。励みになります。

>個人的にはエリスにデレデレなアリアをもっと読みたいものです。

おｋ、把握
アリアは共有した時間の積み重ねとか相手の行動を重視するタイプなので、
放っておけばそのうちデレデレになります

>あと、少し気になっているのですがエリスが首を締められて仮死状態になった時に喉を痛めていましたが今はもう治っているんでしょうか？

痛みは薄れましたが治ってません。今も少し声が低くなっています。
完全に治ることはないかも知れません。
北欧神話の黄金の林檎とか妖精の蜂蜜のような伝説的な食べ物を食べれば、治るかも知れません。

>>可愛い生物だな、もう

>それは君もだ。

二人とも可愛い部分はありますね。
R15なので露骨な性描写は書きませんが、そろそろくっつけようかなと思わんでもないです。

＞百合タグに惹かれて来てみたらなにこれすごくハイファンタジー。
＞古き良き、なかほりが個人的に大変喜ばしい上に本気で百合百合してて素晴らしいの言葉しかありませんです。
＞久しぶりに実家の本棚を覗いてみたくなりました。

素晴らしいですか。嬉しい言葉です。
ハワード、サトクリフ、トールキンなどの古い作品が好きです。
変な融合かも知れませんが、ハイファンタジーと百合が好きな同好の士に楽しんでもらいたいです。
実家の本棚。次々と新しい本が生まれる世の中ですが、昔読んだ本でも時間をおいて読むと
新しい発見があったりするものですよね。


＞別に全く悪くはないんですが、今までの話が割と小さな地域でまとまっているような印象を受けるので、ここから先どこまで話が膨らんでいくのかという一点が非常に気になります。
＞もちろん一読者としてはできるだけたくさんのお話を読めるに越したことはないのですが。

話の規模としては確かに小さいですね。辺境の一部での小競り合いですから。
やはりもうちょっと規模が大きく奔放に話を広げた方がよかったのでしょうか。
しかし作者も長編は初めてですし、いきなり数千、数万の軍勢が動くような戦略を描き切れるか、
自信がありませんでしたから、数百人単位の部族抗争にしました。
此れで上手く描けたら、いずれはもっと規模の大きな話も書いてみたいなと考えております。

今のエピソードを此の侭、膨らませていくか、一回、収束して別の話に移るか。
年代記みたいな形にするか。コナンのような個々の独立したエピソードが連なった形にするか、
多少、悩んでおりますが、どちらにするにしろ読者の方が楽しめる水準の物語にしたい所存です。

＞理想郷で連載されてるとか知らなかった私が愚かだったと断言できるくらいにドツボにはまりましたです、はい。
＞今後も執筆、頑張ってください。

ありがとうございます。感想が何よりの原動力になります。
長い話になると思いますが、拙作が一時の楽しみになれば幸いです。

はい。意外と手間取ってしまいましたが、もう追いつきます。
書くのは一年かかっても移すだけならあっというまでした。

個人と商業を比べるのがナンセンスかも知れませんが、
新着が上に出るためにチェックしやすいのが理想郷の利点で、
お気に入りの更新が分かりやすいのがなろうの利点ですね。