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 女性を転倒させて蹴るなどの暴行を加え、下半身を触ったとして、警視庁は、住宅設備メーカーTOTO(本社・北九州市)商品開発部技術主査、津田実容疑者(49)=同市小倉北区大手町=を強制わいせつ致傷の疑いで逮捕し、1日に発表した。調べに対し、容疑を否認しているという。

 新宿署によると、津田容疑者は、7月17日午前4時半ごろ、東京都新宿区内の路上で、歩いて帰宅中の20代女性に体当たりして転倒させ、顔を2回蹴るなどして下半身を触り、3週間のけがを負わせた疑いがある。「酒に酔っていて全く覚えていない」と供述しているという。

 女性が隙を突いて近くの交番に駆け込むと、その場から逃走。当時は出張中だったという。現場付近の防犯カメラの映像などから関与が浮上した。

 同社は「世間をお騒がせし、申し訳ない。コンプライアンス教育を徹底したい」としている。