Seibiiではドラレコのお取り付けを行っています。
今回Seibiiではテスラの『モデルS』 の車両へのドラレコのお取り付けを行いましたので、取り付けの様子をご紹介致します。
まだまだ珍しいテスラの車両です。これからドラレコを取り付ける時には参考にしてみて下さい!
取り付け手順
1.グローブボックス取り外し
2.Aピラー取り外し
3.スカッフプレート&右足元カバー取り外し
4.運転席側パネル取り外し
5.ドラレコ電源
6.シャットダウンの方法
7.バックドア内張り取り外し&取り付け
全体図
ドラレコとドラレコ用補機バッテリー
今回取り付けたドラレコと駐車間使用の補機バッテリーはコチラです。
補機バッテリーは本来+B電源とACCをつなげますが、メーカーに問い合わせたところ、両方ACC電源でも問題ないとの事でした。
ですので、メーカー公表の取付図はこんな感じですが、+B電源をACCと繋げて電源を取りました。
グローブボックス取り外し
まずは最初にグローブボックスを取り外します。
運転席足元のヒューズボックスから電源を取るため、必ずしもグローブボックスを取り外す必要はありませんが、今回、ドラレコ用補機バッテリーをグローブボックス奥に取り付ける為取り外しました。
ただし、エアコンフィルターの交換を行う際にもグローブボックスを取り外す必要があるため、取り外し方をご紹介します。
まずはグローブボックスの上のパネルを取り外します。
グローブボックス上からセンターモニターの横まで一体となっています。モニター横は手前に引く方向に引っ張るとクリップが外れます。
パネルを外したらヘックスのボルト6個を外します。
これでグローブボックスが取り外せます。
ちなみに、グローブボックスを開けるには、モニターの左下に付いているスイッチを押します。
取り外すとこんな感じです
Aピラー取り外し
次にAピラーを取り外します。
まずは、ピラー取り外しの前にグローブボックス横のパネルを外します。
こんな感じです。
今回は助手席側ピラーですが、運転席側も同様の取り外し手順です。
そして、ピラーについてるカバーを取り外すと、6mmのボルトが出てくるので取り外します。
そうするとAピラーのカバーが取り外せます。
スカッフプレート&右足元カバー取り外し
スカッフプレートを取り外し、右足元のカバーを取り外すと、ヒューズボックスが出てきます。
クリップでハマっているだけなので簡単に取れます。
運転席パネル取り外し
運転席側のパネルを取り外していきます。
しかし、このパネルは必ずしも外す必要はありません。
今回は補機バッテリーの配線を通しバッテリー本体をグローブボックス奥に隠すために取り外しました。
まず、写真①のパネルを浮かします。
①のパネルはセンターコンソールの後ろまで繋がっていて、取外すのは結構大変です。なので、パネルを浮かすだけにします。
①のパネルを浮かせたら②のパネルを取り外します。
次に、ハンドル下のパネルを取り外します。
クリップだけで留まっているので、引っ張って外します。
そして、ペダルの上にあるパネルを取り外します。
これもクリップでハマっているだけですが、エアコンの吹出口へ繋がるダクトがハマっています。
ドラレコ電源
電源は足元ヒュースボックスから取りました。
今回、純正ETCの電源と同じところから電源を取りました。(画像の赤い10Aヒューズ)
テスラにこのヒューズは何のヒューズかを問い合わせましたが、教えてもらえませんでした。ただし、このヒューズはETCの電源を取っているので問題ないとの事でした。ちなみにこれはACC電源です。
ETCの配線も+B電源、ACCともにこの10Aヒューズから配線を分岐して取っていました(ということはETCは+Bバックアップは取っていないということ?)
また、モデルSは頻繁に電源位置が変更になっていて、前期モデルはボンネットの中のヒューズボックスからETC電源を取っている、とのテスラの回答でした。
テスラのヒューズボックスは何のヒューズか明記されていないので、ETCが付いている場合はETCと同じところからドラレコの電源を取るのが間違いなさそうです。
シャットダウンの方法
モデルSはキーを回してIGONやOFFにしません。
ドアを開けてシートに座ると発進の準備が出来ています。
ですので、電圧を測定するときも結構困ってしまいます。
ここでは電源のシャットダウンのやり方を紹介します。配線を探すときに試してみて下さい!
分かってしまえば簡単です!
真ん中のモニターの下にクルマの絵があるのでそれを押します。
次に安全とセキュリティーを押します。
最後に電源オフを押すとシャットダウンになります。
ただし、運転席シートに荷重センサーが付いてあり、座ったり荷物が置いてあると電源が再び入るようになっています。うっかりシートに手を置くと電源が入るので注意しましょう!
バックドア内張り取り外し&取り付け
前後2カメラ取り付けの場合、バックドアパネルを外します。
まずは取っ手の部分とバックドアスイッチ部を取り外します。
クリップリムーバー等を使用し引っかかってる爪部分を外します。
前後左右に爪があり固くて取りづらいです。
窓枠の内張りを外します。クリップで付いているだけですので、引っ張って外します。
バックドアの電熱線の配線がプラーンと出てきます。
ビスを2本を外し、後はクリップリムーバーなどを使い内張りを取り外します。
内張りを外す時にスピーカーとバックドアスイッチのコネクター2本を取り外します。
スピーカーのコネクターは薄刃などで爪を押して取り外します。
配線が短いので取り外しがけっこう大変です。
取れました!!
カメラを取り付け、配線を通した後は内張りを元に戻します。
この時、スピーカーの部分だけカバーが外れるので、先に外しておくと、内張り取り付けが楽になります。
あとは、取り外した順番に戻していきます。
最後に
あとは配線を纏めて、取り外した場所を戻してドラレコの取り付けは完成です。
内装はシンプルな見た目に作られているので、基本はクリップを外せば内装は取れるようになっています。
ヘックスや6mmのボルトを使用していますが、他は特別なところはありません。
ただし、電源を取る場所は注意が必要です。
ヒューズボックスは運転席足元か、ボンネットを開けたところにありますが、どれが何のヒューズなのか記載が無いので、一つずつ調べるのは大変かもしれません。
ETCが付いているモデルはETCの配線を追っていき、同じ場所から電源を取るのが簡単だと思います。
またモデルによって、電源の場所が変わってるみたいなので、取り付けを行う場合には注意が必要です。