アストロズの地元ヒューストンの家具店チェーン「ギャラリーファーニチャー」のジム・マッキンベール・オーナーが、アストロズのワールドシリーズ(WS)優勝に賭けた約1200万ドル(約13億800万円)を失った。もしアストロズが第7戦に勝利していれば、複数のスポーツ賭博社から計2200万ドル(約23億9800万円)を手にするはずだった。30日の米複数メディアが報じた。
だが、同家具店チェーンは、1年間にわたって「アストロズがWSで優勝すれば、計3000ドル(約32万7000円)以上をお買い上げの場合、全額を返金します」との販促キャンペーンを実施。アストロズの優勝で総額約2000万ドル(約21億8000万円)を返金する予定だったため、差し引きでは8億円以上の支出を抑えた計算になる。
“マットレス・マック”の愛称で知られる同オーナーは「私は生粋のアストロズファン。チームには心から優勝してほしいし、顧客には買い物が無料になって喜んでほしいと願っている」と語っていた。
2017年に実際アストロズが優勝した際は、同様のキャンペーンで約1300万ドル(約14億400万円)の返金を実施し、話題になった。