ヤンキースの地元メディア「NJドットコム」は30日、DeNAからポスティングシステム(入札制度)でのメジャー挑戦を表明した筒香嘉智外野手(27)について「筒香はヤンキースか? ヤンキースタジアムでALCS(リーグ優勝決定シリーズ)を観戦した大砲が、今オフにポスティングされる」と題して特集した。
「(フィリーズの)ブライス・ハーパーのスイングとも比較される大砲は、2週間前にニューヨークでヤンキースのALCSを生観戦した。これは偶然だろうか?」。さらに、左打ちの大砲で一塁と三塁も守れるユーティリティーの要素などが来季のヤンキースにフィットするとし、「来季は出場機会が多い控え3選手の1人として、または右打ちのボイトとの(相手先発の左右による)一塁の併用でもよさそうだ」と、あきれた“上から目線”の控え候補として指名。
その理由として「レギュラー格でメジャー球団と契約できる可能性は高いが、一方で筒香自身は日本で優勝経験がなかったことについて言及していた。ヤンキースはほぼ毎年、優勝争いをしている」と伝えた。
また、30日のMLBトレードルーモアズは、海外FA権を行使してのメジャー挑戦が見込まれる西武の秋山翔吾外野手(31)について、レンジャーズが獲得に向かう可能性を報じた。
来季の中堅候補としてFAのダイソンやジェイらを補強する可能性に触れた上で、「より現実的なオプションは日本のスターで、メジャー挑戦に焦点を定めていると目される秋山翔吾だろう。ダニエルズ(レンジャーズGM)はアジア球界に注目してきた。獲得にゴーサインを出す可能性はある」とした。