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【高校野球】

清原和博 松井秀喜の再来か 智弁学園に怪物1年生がいた!!すでに高校通算21発 指揮官は「巨人岡本の1年より飛距離は上」

2019年10月20日 17時5分

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◇20日 秋季近畿地区高校野球大会(佐藤薬品スタジアム)智弁学園(奈良)4-2神戸国際大付(兵庫)

 金属バットに亀裂が入るほど豪快なアーチを描く怪力打者が智弁学園にいる。1年生4番の前川右京一塁手だ。20日に始まった秋季近畿地区高校野球大会の神戸国際大付戦。殊勲打を放ったのがその前川だった。2点ビハインドで迎えた3回2死一、三塁で、右腕の岡野(2年)から右越えに逆転3ラン。5回も岡野から2死走者なしで右越えへ2打席連続となるアーチをかけた。いずれも、1回の好機で凡打に打ち取られたフォークを運んだ。これで高校通算本塁打を「21」に伸ばした。

 

 「足を上げることよりも、体の軸を大切にしている。軸で振れるようになったら自然とボールが飛ぶようになった」

 175センチ、77キロで左投げ左打ち。今夏の甲子園(第101回全国高校野球選手権大会)でも1年生で「4番・左翼」を任され、八戸学院光星(青森)との初戦(2回戦)で、チームは惜敗したが、5打数2安打(二塁打1本)3打点と活躍した。

 

 小坂将商監督は驚愕(きょうがく)のエピソードを披露。「春先の2カ月で、前川のバットは5本も割れたんです」。巨人で活躍するOBの岡本の高校1年時と比較すると「岡本はうまく運ぶ打者で、前川はボールをつぶすような感じの打撃。岡本の1年時よりも飛距離は上」と言い切る。前川もこれまでに「8本割れました」と明かす。手首の強さが自慢だ。

 来春センバツ(第92回選抜高校野球大会)出場校選考の重要な資料となる大会で、26日に予定される準々決勝の相手は、智弁和歌山(和歌山1位)。近畿の一般選考枠は「6」で、甲子園出場を確実とするベスト4入りを懸けて戦う。

 

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