■欧米スケート界の懐の深さ感じる
世界選手権を終えて、すぐにロシアのサンクトペテルブルク、続いてカナダでアイスショーに出演しました。欧米のショーはテーマに沿って行うことが多く、サンクトペテルブルクでは、東日本大震災の被災者へささげるショーでした。
サンクトペテルブルクで育った2006年トリノ五輪金メダリストのエフゲニー・プルシェンコ(ロシア)選手らも出演したのに、当たり前のように、日本人の私を"大トリ"にしてくださいました。そういうとき、欧米スケート界の懐の深さを改めて感じました。
「試合後にいろんなメッセージをいただき、それが優勝よりもうれしかった」と話す安藤美姫
■自分の演技で力を感じてくれれば
震災のとき、私は福岡にいて、揺れは感じませんでした。一緒に練習していたスペイン、イタリア、ロシアの選手たちに、各国連盟や親から電話がかかってきて、地震が起きたことを知りました。
テレビのニュースなどを見て驚くとともに、大きな衝撃を受けました。リンクで氷に乗っていても何となく落ち着きません。そんなとき、インターネットを通じて寄せられたファンのみなさんの声に本当に救われました。
モスクワの世界選手権では、自分の演技から(被災した皆さんが)力を感じてくれたらいいな、って思って滑りました。試合後もいろんなメッセージをいただき、それが優勝よりもうれしかったです。
2010年バンクーバー五輪銅メダリストで、アジア勢男子として初めてフィギュアスケートのメダルを獲得した高橋大輔(関大KFSC)が4年ぶりの現役復帰を発表した。4月から本格的な練習を始めて約5カ月。4
今年4月に現役引退した浅田真央さん(27)がこのほど、東京都千代田区にある日経ホールで行われた睡眠に関するパネルディスカッションに出席した後、日本経済新聞社の取材に応じた。一問一答は以下の通り。
フィギュアスケートの世界選手権が30日、米ボストンで開幕した。2014年秋に現役を引退後、解説者として初めて現場に戻ってきた、10年世界王者でバンクーバー五輪銅メダルの高橋大輔さん(30)に今大会の