今キャンプで内野に加え、外野練習にも取り組むことになっている中日・根尾が外野手としての基本練習を開始した。2004年にゴールデングラブ賞を受賞した英智2軍外野守備走塁コーチから教わったのは送球の際の基本動作。サッカーボールで体全体を使うことを確認すると、次は白球に持ち替えた。軽めのノックを打ってもらい、捕球から送球までの一連の動きを確認した。
「内野とは全く違う動きだった」とやや戸惑いを見せたのは捕球時の足さばきだ。内野手は正面の打球に対して捕球と同時に左足を踏み出すと送球につながりやすい。だが外野手は右足の踏み出しと同時に捕球する場面もある。大阪桐蔭高時代は外野手で出場したこともあるが、プロ入りして1年間、内野手としての基礎をたたき込まれてきた根尾にとっては不思議な感覚だったようで「全く知らなかった分野。新鮮な感じでした」と振り返った。北谷球場の屋内練習場で約1時間30分、“英智塾”を受講した根尾は「まだ基本的なことしかやっていないけど動きの幅はもっと広がるかなという印象はありました」と手応えを口にした。