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【ドラニュース】

根尾に外野の基本、英智コーチが第一歩注入「新鮮な感じ」

2019年11月1日 紙面から

練習で捕球する根尾=北谷公園屋内運動場で(七森祐也撮影)

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 アキラの知らない世界-。中日の25選手による沖縄秋季キャンプは31日、北谷球場で行われ、根尾昂内野手(19)が外野手としての基本練習を開始した。2004年にゴールデングラブ賞を受賞した英智2軍外野守備走塁コーチ(43)から送球時のステップの形を伝授された。普段とは異なる足さばきにやや苦戦したものの新境地への第一歩を踏み出した。

 未知なる世界への扉が開いた。北谷球場の屋内運動場で約1時間30分の“英智塾”を受講した根尾。外野手としての第一歩を踏み出した。

 教わったのは送球の際の基本動作。サッカーボールで体全体を使うことを確認すると、次は白球に持ち替えた。軽めのノックを打ってもらい、捕球から送球までの一連の動きを確認。「内野とは全く違う動きだった」とやや戸惑いを見せたのは捕球時の足さばきだ。

 内野手は正面の打球に対して捕球と同時に左足を踏み出すと送球につながりやすい。だが外野手は右足の踏み出しと同時に捕球する場面もある。大阪桐蔭高時代は外野手で出場したこともあるが、プロ入りして1年間、内野手としての基礎をたたき込まれてきた根尾にとっては不思議な感覚だったようで「全く知らなかった分野。新鮮な感じでした」と振り返った。

 送球動作の確認だけで終了。英智コーチはその意図を説明した。「内野手が外野の練習をして一番ダメなケースは無理な体勢から強い球を投げようとすること。肩肘を故障することにつながります。そのために下半身を使って投げることを確認させることが大事になります」。さらに守備のスペシャリストは外野の練習がもたらす効果も口にした。「外野手のステップをやることで内野にも生かせると思います」。発展途上のスローイングにも好影響を及ぼすことになるかもしれない。

 練習では沖縄に持参した外野手用のグラブも初披露。用具メーカー「ゼット」社の赤星(元阪神)モデルを初めて使用した。あくまで遊撃が本線だが準備は抜かりない。

 

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