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【芸能・社会】

開催中の祭りは中止に 琉球王国の儀式再現

2019年10月31日 12時45分

火災で焼失した首里城の正殿(右中央)。奥は北殿=31日午後0時34分、那覇市(共同通信社ヘリから)

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 炎上した首里城(那覇市)のある首里城公園では、琉球王国の儀式を再現する「首里城祭」が開かれていた。祭りは中止となり、実行委員会がある沖縄美ら島財団は、31日早朝から対応に追われた。職員は「詳しい状況を確認している」と慌ただしく話した。

 火元とみられる正殿の前では、王朝時代に「組踊」と呼ばれる歌舞劇が上演されてから300年となるのを記念して、11月2、3の両日に特別公演を予定していた。

 期間中のイベントとしては他に、王朝時代に中国皇帝の使節を迎えた様子を再現し、那覇市の国際通りで三線を弾いて総勢約700人で練り歩く「琉球王朝絵巻行列」や、公園内での伝統芸能公演などが組まれていた。

 財団などによると、祭りは首里城が復元されたのをきっかけに、1993年に始まった。期間は27日から11月3日までで、出火前日の30日は舞台設置などで関係者が深夜まで作業をしていた。

 

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