俳優、タレントの川平慈英(57)が31日、東京・日比谷のシアタークリエで、主演するミュージカル「ビッグ・フィッシュ」(1日~)の公開稽古に臨み、出身地である那覇市の首里城の火災について「ショックです。この惨劇、信じられません」と沈痛な面持ちで心境を明かした。
子どものころ、沖縄戦で焼失した首里城の敷地で虫を捕ったりビー玉で遊んだりしたと振り返りながら、「再々建を全力で応援したい。また立ち上がるエナジーを僕も発信していかないと」と言葉を振り絞った。
同作はティム・バートン監督が手掛けた米映画の舞台版で、2017年に初演された。川平は「人を愛する心の大切さをあらためて感じられる。喜びと癒やしのパワースポットのような舞台になれば」と意気込んだ。