TBS系新春ドラマ特別企画「あしたの家族」(来年1月放送)の制作発表が東京・赤坂の同局で開かれ、宮崎あおい(33)、瑛太(36)、松坂慶子(67)、松重豊(56)ら主要出演者が出席した。
小野寺理紗(宮崎)の婚約者(瑛太)は父親(松重)の元部下で現在の上司だったというストーリーを軸に、明日に希望を感じられるような家族の物語を描く。令和最初の新年のドラマを石井ふく子さん(93)がプロデュースした。
家族への思いについて、宮崎は夫で俳優の「V6」岡田准一(38)や昨年10月に出産発表した長男を思い浮かべたのか「自分の家族はもちろん大事」としみじみ。撮影を通じて「作品を作る過程でキャスト、スタッフのみなさんとは大きな家族になる」と現場の団結力もアピールした。
瑛太も妻で歌手の木村カエラ(35)との間にもうけた2児の父とあって、「仕事できるのも家族のおかげ。ありがとう、感謝の気持ちを忘れないでいきたい」と家族の存在に胸を熱くした。
宮崎は昨年6月放送の「あにいもうと」に続いて石井作品は2度目の登場で「お声がけしてもらい、やらない選択肢はない」ときっぱり。瑛太も「石井ふく子さんからキャスティングされた時点で、20年近く俳優をやって幸せだった」と大喜び。石井作品はおなじみの松坂は「石井先生は現場を見守ってくださる心強い存在」とあらためて感謝し、松重も「新春のTBSの“ド正面ドラマ”は役者冥利(みょうり)に尽きる」。出演者それぞれが大御所プロデューサーをたたえた。