ドラマログテキストマイニング

テレビ番組(ドラマ)の字幕情報を対象に、テキストマイニングの研究をしておりますので、解析結果の公開をメインに関連グッズを交えた構成で記事にしてます。また、解析結果の信憑性が確認できるよう、解析用ソースも部分引用し掲載してあります。

やすらぎの刻~道 第148話 石坂浩二、梅宮辰夫、橋爪功、風吹… ドラマの原作・キャスト・主題歌など…

『やすらぎの刻~道 #148 テレビ朝日開局60周年記念』のテキストマイニング結果(キーワード出現数ベスト20&ワードクラウド

  1. 荒木
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  14. フフッ
  15. 公平
  16. 昭和
  17. 日本
  18. お前
  19. お父さん
  20. 意味

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『やすらぎの刻~道 #148 テレビ朝日開局60周年記念』のEPG情報(出典)&解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

 

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気のVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

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(本ページの情報は投稿日時時点のものです。最新の配信状況は Paravi サイトにてご確認ください。)

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やすらぎの刻~道 #148 テレビ朝日開局60周年記念[解][字]

巨匠・倉本聰氏が1年間をかけて描くのは、山梨を舞台に昭和~平成を生き抜いた無名の夫婦の生涯。そして『やすらぎの郷』のその後。2つの世界が織り成す壮大な物語!

詳細情報
◇番組内容
“ガサ入れ”騒動も落ち着き、ようやくいつもの時間が戻ってきたと感じていた菊村栄(石坂浩二)。そんな時、昔の出演作のラストシーンを撮り直すと言って、荒れた海に入った九重めぐみ(松原智恵子)の姿に、仕事へのすさまじい執念を感じた栄。彼女の行動に触発され、『道』の続きを書き始める…。1989(平成元)年、65歳になった根来公平(橋爪功)、66歳になったしの(風吹ジュン)を中心に新しい物語が始まる…!
◇出演者
石坂浩二、梅宮辰夫
◇作
倉本聰
◇音楽
島健
◇演出
藤田明二阿部雄一、池添博、唐木希浩
◇主題歌
中島みゆき『慕情』『進化樹』『離郷の歌』(株式会社ヤマハミュージックコミュニケーションズ
◇スタッフ
【チーフプロデューサー】五十嵐文郎テレビ朝日
【プロデューサー】中込卓也テレビ朝日)、服部宣之(テレビ朝日)、山形亮介(角川大映スタジオ)
◇おしらせ
☆番組HP
 https://www.tv-asahi.co.jp/yasuraginotoki/
☆Twitter
 https://twitter.com/yasuragino_toki
☆Instagram
 https://www.instagram.com/yasuraginotoki/

 

 


(菊村 栄)〈あの世から現れた
父 栄一への

これまでのあらすじ説明〉

〈しのと公平の半生を語るには

やはり相応の時間が必要だった〉

(根来公平)
昭和18年の夏から秋へ〉

〈戦争の足音が
この小野ヶ沢の山の奥にも

ひたひたと音を立てて
近づいてきた頃

赤ちゃんが誕生した〉

〈しのちゃんの体に
触れた事もないのに

いきなり僕は父親になった〉

〈5日ほど経って
しのとゴウは家に帰ってきた〉

(泣き声)

〈この頃になると

もはや ゴウは
僕の暮らしの一部になっていた〉

〈実を言うと 僕は内心

ゴウが 本当は僕の子ではなく

三平兄ちゃんの
忘れ形見だという事に

もっとこだわるかと
思っていたのだが

その心配は
たちまち吹っ飛んだ〉

(松岡)まあ かわいいお子さん!
まだ生まれて間がありませんの?

はい。 まだ生まれて ひと月で。

うわあ かわいい!
お名前は?

剛です。 ゴウって呼んでます。

フフッ… ちょっと
抱かして頂いていいですか?

ああ… ぜひ ぜひ ぜひ!
どうぞ どうぞ。

うわ~! ご主人そっくり!

(2人の笑い声)
アハハ… やわらか~い!

〈だが その幸せも
長くは続かなかった〉

〈徴兵検査への召喚状は

なんの前触れもなく
いきなり届いた〉


今の この瞬間の幸せの事だけを
考えるようにしましょうよ。

ああ。

時代には どうしたって
逆らえないんだもん。

〈ところが 実は
ここんとこ ずっと

僕は その…

時代に逆らう事を
頭の中で考えていたんだ〉

〈いわば 全くむちゃくちゃな
命を張った その計画〉

〈僕の心は もう決まっていた〉

〈僕は とうとう
計画を断行した〉

〈僕は
下がってくるトラックの下に

自分の右足を
思い切って投げ出し

自分から
車にひかれてしまったのだ〉

〈おかげで
戦争に行かなくて済んだ〉

〈激痛の中で
僕は非国民になった〉

〈一人の見知らぬ中年の女性が
しののところを訪ねて来たのは

セミの鳴きだした
6月のある日だった〉

〈しのの実家である
浅井家も被災し

しのの父親は

空襲によって 大きなやけどを
負ったとの事だった〉

一度 甲府に行って
顔見せてやれよ。

お父さん お前に会って

今までの事
きちんと謝りたいんだよ。

〈そして しのは甲府へ〉

(松岡百合子)しのちゃん
昨日 甲府に行ったの!?

(根来信子)そうよ。
ゆうべは あっちに泊まるって。

甲府の町が 大空襲を受けたって。

♬~

〈そして 午後1時

僕は ようやく
甲府の町へ入った〉

〈それは すさまじい光景だった〉

〈山梨の主都である甲府の町が

たった一晩の空襲で
全て焼け野原になっていた〉

〈僕は もう ほとんど
絶望に打ちひしがれ

焼け焦げて積まれた
死体の山の中を

しのを求めて さまよい歩いた〉

〈昨日まで元気だった
しのの記憶が

次々に僕の脳裏をかすめた〉

〈三平兄ちゃん!
なんとかしてくれ!〉

♬~

〈しのは
奇跡的に生きていてくれた〉

〈それが 僕にとって
唯一 リアルな戦争の姿だ〉

(昭和天皇)
「確ク神州ノ不滅ヲ信シ

任重クシテ道遠キヲ念ヒ

總力ヲ將来ノ建設ニ傾ケ

道義ヲ篤クシ志操ヲ鞏クシ

誓テ國體ノ精華ヲ發揚シ

世界ノ進運ニ
後レサラムコトヲ期スヘシ

爾臣民其レ克ク朕カ意ヲ體セヨ」

玉音放送
本当の意味がわかったのは

その夕方
荒木さんが上がってきたからだ〉

負けた!?


そうだよ!
日本は降伏したんだ!

嘘!
(荒木)嘘でない!

みんな 手伝え!
嘘でしょ!?

(幸子)嘘だ!
(荒木)嘘でない!!

日本は ポツダム宣言
受け入れたんだ!

(荒木の声)まもなく
米兵が上陸してくるからな!

「女子供は 米兵に
絶対に顔を見せてはいけない」

おい!
(荒木)おい こっちだ こっちだ!

荒木さん!
戦争に負けたって本当か!?

(荒木)陛下のお言葉
聞かなかったんか!?

聞いたけど 意味が…!
(荒木)無学者!

それより どっか隠すとこねえか?
何を?

下ろせ! 下ろせ!
みんな 手伝え!

これは なんだ!?

役場の倉庫に保管してあった
軍事物資よ。

進駐軍から隠すんじゃ!

おお! お前んとこ
馬小屋 どうなっとる?

わらが積んである。
おお! そん中に隠せ!

進駐軍から
わからんようにするんじゃ!

(立田秋夫)あれ? 重いぞ。

木箱のほうは缶詰じゃ。
(秋夫)缶詰か!?

紙の袋は…。
(立田春彦)ああっ! カンパンだ!

ふざけるな!
軍部からの大事な預かり物だ!

員数が ちゃんとつけられとる!
(立田夏夫)ああっ…!

(荒木)何をするんだ このガキ!
(秋夫)逃げろ! 逃げろ!

みんな 自分とこに
持ってっていいよ!

(荒木)何を この…! しの!

ここらの者は みんな もう
ろくなもん食べてないんですよ!

(荒木)何を この…!

役所が こんなに隠してたなんて!
みんな 持ってけー!

ううっ… あっ!
てめえ…! 何すんだ コラッ!

(荒木)貴様…!
みんな どんどん持ってけー!

てめえら お上に逆らうのか!

敗戦国に お上もクソもねえべ!!

今まで あんたには 散々
威張られっぱなしだったけど

これからは
そうはいきませんからね!

戦死しちゃった公次兄ちゃんも
三平兄ちゃんの分も

しっかり
食わしてもらいますからね!

おい みんな 持ってけ!

日本は もう 戦争に
負けちゃったんですからね!

〈昭和20年の敗戦から始まった
戦後の混乱は

21年 22年と続いた〉

〈その中で…〉

♬~

まだ起きてたのか。

一つ聞いていい?

ああ。

私たち 正式に結婚してから
もう随分経っちゃったわ。

その間 ずっと

あなた 私に
いつも優しくしてくれてるけど

一度も まだ 私を…

抱いてくれていないわ。

三平ちゃんに あなた まだ
心の中で義理立ててるつもり?


〈ドキンとしていた〉

それとも 私を…
本当は好きじゃないの?

馬鹿な事 言うな!

お邪魔します!
えっ? あっ…!

ど… どうぞ。

〈このあとの事は
真っ昼間の番組だから

放送倫理上
お見せする事はできない〉

〈ただ…〉

〈あとで考えれば
まさに この夜

一つの新しい生命の種が

しのちゃんの体内に
種芋より確実に 一発で着床し

それが根を張り
芽を出していく事に

僕は まだ
全く気づいてもいなかった〉

〈僕が初めて しのちゃんと
実際の夫婦になった翌日

音信のなかった公一兄ちゃんが
突然 戦地から復員してきた〉

〈公一兄ちゃんは生きていた〉

〈引き揚げてきた公一兄ちゃんは
すっかり人が変わっていた〉

〈元々
口数の少ない人だったのだけど

輪をかけて
人としゃべらないようになった〉

〈朝早く 一人で畑に出

日が暮れるまで
帰ってこなかった〉

〈兄ちゃんは
何かに うなされるらしく

夜中に時々 すごい声を立てた〉

(公一の声)
「わしは戦地で人を殺しました」

「なんの恨みもない
見知らぬ人間を

恐怖に駆られて 手にした銃剣で」

「自分は 人として
してはならない罪を犯しました」

(公一の声)この記憶は
今後 死ぬまで自分の胸に納め

誰にもしゃべらずに
終わろうと思う。

公平…!

〈ニキビとハゲが
シベリアから生きて帰ってきた〉

〈小野ヶ沢に
あの頃が戻ってきた〉

〈その冬は
寒さが厳しかったけど

シベリアの寒さを経験した
彼らには

山梨の冬なんて 比較にならない
楽な寒さに感じられたらしい〉

〈僕ら3人は 一致団結し

小野ヶ沢の冬に
立ち向かおうとしていた〉

〈荒れ果てた
それぞれの休耕地を

来年に向けて使えるようにした〉

〈今日は うちの畑〉

〈明日は ニキビの畑〉

〈その翌日は
ハゲの荒れ果てた田んぼ〉

〈力を合わせて働く事で

荒れ地は
少しずつ整理されていった〉

(2人)けん ぱ! けん けん…。

〈そんな中で しのは2人目の

僕らの初めての男の子を産んだ〉

〈僕らは
その子に「竜」と名付けた〉

〈シベリアの収容所で苦労した
ニキビとハゲは

廃物利用のいろんな知恵を
何年かの間に身につけていた〉

〈僕も その知恵を
どんどん身につけた〉

(たたく音)

〈僕らは物を大切に使い
壊れれば直し それをまた使う〉

〈それが 僕らの長年やってきた

日本人の
これまでの生き方だった〉

〈昭和25年の年明けを
久しぶりに 僕らは

ニキビやハゲたちと
一緒に迎えた〉

〈公一兄ちゃんは
炭焼きのために

僕らの初詣に参加しなかったけど

他のみんなは
いつものしきたりどおり

一緒に歩いた〉

〈戦争が終わって 何人もの家族が
この墓の下に入ってしまった〉

〈父さん〉

〈母さん〉

〈公次兄ちゃん〉

〈三平兄ちゃん〉

〈そして
ニキビの姉さんの紀子さん〉

〈青っ洟〉

〈没収されてしまった
祥恩寺の鐘が

小野ヶ沢の谷に
鳴らなくなったのは

誰にとっても
寂しい事だったが

ニキビとハゲが
叫んだおかげで

みんなの耳に
あの音がよみがえった〉

ゴーン!

ゴーン!

ゴーン!

ゴーン!

ゴーン! ゴーン!

フフッ…。

(剛)ゴーン!
(一同の笑い声)

ああ… いい年になるといいな。

〈そうして
僕らの戦争は終わった〉

…というところでね
昭和編は終わるんだ。

なるほど。

で… 平成編からはね
役者 代えるんだよ。

公平は水沼六郎。

あの… 歌舞伎の?
そうそう そうそう!

ああ… で しのちゃんは?

しの… ああ…
あの 律子にやらせ…。

いえ あの… 律子に決めた!

うん?
フフッ…。

鉄兵兄さん…?
詩人になったの。

里子には もう 新しい
好きな男ができてるよ。

里子に また 恋人が
できたらしいですよ。

またか…!

♬~「鉄兵兄さんは英雄じゃ」
コリャ!

♬~「チョボクレ チョンガレ
チャラマカ ホイと来た!!」

お父さんと喧嘩して
家を飛び出してきちゃったんだよ。

ありゃ~。
まあ…。

この前
俺に変な事言ったんだ。

お前は
本当は俺の子じゃないって。

初めて招待してくれたんじゃ。
嬉しそうにせんとな。

東京ってのは
疲れる街じゃのう…。

疲れますね。
逃げる?