『ドクターX~外科医・大門未知子~ #3 テレビ朝日開局60周年記念』のテキストマイニング結果(キーワード出現数ベスト20&ワードクラウド)
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『ドクターX~外科医・大門未知子~ #3 テレビ朝日開局60周年記念』のEPG情報(出典)&解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)
解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気のVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?
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ドクターX~外科医・大門未知子~ #3 テレビ朝日開局60周年記念[字]
「令和も私、失敗しないので」…米倉涼子主演!フリーランスの天才外科医・大門未知子が2年ぶりに帰って来た!待望の第6シリーズ!!
詳細情報
◇番組内容
失言を繰り返す大臣・梅沢三郎(角野卓造)が東帝大学病院に「マスコミから匿ってほしい」とやってくる。その頃、蛭間(西田敏行)は不起訴になり病院長に復帰。どこも悪くないはずの梅沢だったが、未知子(米倉涼子)が舌がんを発見する。丹下(市村正親)は梅沢を少しでも長く入院させようと、内科部長の浜地(清水ミチコ)による化学療法を選択。担当を外された未知子だが、名医紹介所にやってきた梅沢のある奇妙な点に気づき…
◇出演者
米倉涼子、岸部一徳、市村正親、ユースケ・サンタマリア、内田有紀、遠藤憲一、勝村政信 鈴木浩介、河北麻友子、川瀬莉子、武田真治、清水ミチコ、戸塚純貴、藤真利子、西田敏行
【ゲスト】角野卓造、西原亜希
◇脚本
林誠人
◇ナレーター
田口トモロヲ
◇音楽
沢田完【主題歌】
P!NK『ソー・ホワット』(ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル)
◇スタッフ
【企画協力】古賀誠一(オスカープロモーション)【エグゼクティブプロデューサー】内山聖子(テレビ朝日)
【プロデューサー】大江達樹(テレビ朝日)、都築歩(テレビ朝日)、霜田一寿(ザ・ワークス)、大垣一穂(ザ・ワークス)、伊賀宣子(ザ・ワークス)
◇おしらせ
☆番組HP
http://www.tv-asahi.co.jp/doctor-x/
☆Twitter
https://twitter.com/DoctorX_tvasahi
☆Instagram
https://www.instagram.com/doctorx_official/
◇演出
田村直己(テレビ朝日)
(神原 晶)未知子。
(大門未知子)ん?
もんじゃってね
駄菓子屋のおばちゃんが
この鉄板の上で
子供たちに文字を教えてたの。
だから 昔は
文字焼きとも言ったのよ。
へえ~ 面白い。
あっ ちょっと待って…。
何? 何?
ちょっと やらせて。
何するの?
いい事。
こうでしょ? はい!
ああ~ 晶!
おっ! 待って… 次。
次 いい事 思いついた。
何? 何やってんの?
はい わかりました! お金!
お金!
イエーイ! お金 大好き。
(男性)ああ~
またやっちゃったよ あの大臣。
(梅沢三郎)
「だから 何度も言ってるだろう」
「政治が停滞している
と言うのなら
思い切った策を打つべきだ!」
「殺人でもなんでもして さっさと
新しくすればいいんだよ」
殺人…。
(竹田邦子)「大臣 違います」
「えっ?」
(司会)「うーん… 失言の連続で
その進退が問われている
梅沢厚生労働大臣が
今度は 殺人を奨励しました」
(アシスタント)「さっしん」と「さつじん」
振り仮名を
読み間違えてしまったようです」
(司会)「これには驚きましたね」
(アシスタント)「はい」
フフッ… マジ?
せっかく 平仮名で
ルビ振ってもらってるのに
それでも間違ってるよ。
バカなんじゃないの?
この失言おじさん。
いやあ まったくですよ。
お粗末すぎますよ。
はい…。
ああいう政治家がいるから
ワイドショーは
もう ネタが尽きないんですよね。
はい いただきまーす。
ああーっ! ちょっと…。
お嬢さん ウーロンハイお待ち!
ああ… ちょっと待って…。
お嬢さん? お嬢さん…。
大将 それ 失言。
なんだと? 失礼だろ!
俺…!?
〈これは
一匹狼の女医の話である〉
〈2019年
白い巨塔は完全に崩れ落ちた〉
「失言防止マニュアル」?
〈日本の大学病院は
巨額の赤字に追い込まれ
命のやり取りをする医療は
経済的な弱肉強食の時代に
突入した〉
(原 守)加地先生。
(加地秀樹)ん? 何?
「失言防止マニュアル」…。
何? これ。
今は 失言一発で
全てを失っちゃう時代ですからね。
患者さんへの発言には
注意を払えって事らしいです。
失言だったら
あいつが一番危ないだろう。
〈そんな中
どこの大学医局にも属さない
フリーランス
すなわち
一匹狼のドクターが現れた〉
(海老名 敬)お待たせしました。
(原)ありがとう。
お釣り いらないからね。
大門の場合はね 大丈夫だよ。
そもそも
失うもの 何もないんだからさ。
大門先生の
「私 失敗しないので」って
あれ 失言じゃありませんか?
失敗しない医者は いない。
極めて傲慢な失言だ。
言葉の暴力と言ってもいいだろう。
なんだよ?
♬~
えっ…?
お昼 行ってきます。
(潮)なんだ? あいつ。
大門の場合 ああいうのも
失言じゃなくなっちゃうんだよね。
すいません 部長…。
〈例えば この女〉
〈群れを嫌い 権威を嫌い
束縛を嫌い
専門医のライセンスと
叩き上げのスキルだけが
彼女の武器だ〉
♬~
ねえねえねえ…
もしかして 失言おじさん?
(邦子)なんですか? あなたは。
ねえ そうだよね?
(梅沢)違う!
ほら やっぱり そうじゃん!
ねえ なんか面白い失言
してして してして!
やめなさい!
(エレベーターの到着音)
(邦子)大臣。
乗るかい?
えっ?
あっ… 私にじゃないよ。
私に乗ったら やけどをする。
どうだ? 面白いだろう?
ハハハハ…!
面白くないよ。
〈外科医 大門未知子〉
〈またの名を ドクターX〉
無理…。
♬~
近頃 マスコミが騒がしくてね。
(ニコラス・丹下)
承知しております。
どうだろう? 私を 少しの間
入院させてもらえないかな?
つまり この病院で
匿えと?
私は 病気だから
ここに来たんだ。
謝礼は弾ませてもらう。
お見受けしたところ
大変 お元気そうで
いらっしゃいますが。
病名は そちらで
適当に決めてもらっていいから。
(笑い声)
(蛭間重勝)
ありがとう 面会に来てくれて。
嬉しいよ。
華ちゃん…。
私は もう
駄目かもしれん。
私が招聘した
あのコストカット野郎に
梯子を外されて
落っこちちゃった…。
高額医療機器購入に関する
入札談合等関与行為防止法
違反容疑で 逮捕致します。
(蛭間)逮捕…?
私の仕事は
瀕死の この病院を救う事。
そのために一番必要のないのは
あなたです。
あの取調官の怖い顔 見てるとさ
洗いざらい
しゃべっちゃいそうなんだよ…。
いけません!
2週間 黙ってたんだから
もう少し我慢なさい。
辛抱するんです!
私も我慢してるんです。
でも… できるかな…。
勝負は これからです。
負けてたまるもんですか!
華ちゃん…。
弁護士の竹田さん。
知ってるわよね?
梅沢厚労大臣の秘書もしてるから。
(蛭間)ああ…!
(邦子)お久しぶりです 蛭間先生。
今日から
私が弁護を担当させて頂きます。
あなたが 私の弁護を?
ご安心ください。
必ず 不起訴に持ち込みます。
(蛭間)ああ…。
(邦子)その代わり…。
何か
条件がございますのでしょうか?
蛭間先生のお力で
梅沢大臣を 東帝大学病院に
入院させて頂きたいんです。
いわゆる 病院で匿ってほしい
という事でしょうか?
丹下さんに断られたらしいわ。
あなたの力を
見せつけるチャンス!
コストカット野郎の
鼻を明かしてやりなさい!
お約束 頂けますか?
もちろんです。 この蛭間重勝
必ず 梅沢厚生労働大臣を
お助け申し上げましょう。
重勝 頑張れ。
華ちゃん 頑張る。
んん~ チュッ!
チュッ!
(蛭間・華子)フフッ…。
蛭間院長 遅いな…。
♬~
海老名。
海老名!
あっ… 院長。
そうだよ。
なんで わかんねえんだよ?
なんか 変わられました?
えっ? 変わってないよ。
なんか ちっちゃくなっちゃった
ような気がして…。
えっ 嘘?
こんなちっちゃかったっけ?
これ 華ちゃんの差し入れの
マフラーして…。
わかんねえわけねえだろうが
お前。
ちっちゃくなっちゃったから…。
(蛭間)ええっ?
(海老名)すいません…。
マスコミの方 呼んでもらうように
お願いしておいたよね?
来てる?
あっ いらっしゃいました。
どうも 東帝大学病院の
蛭間重勝でございます。
あの…。
違えじゃん! 違えじゃん!
どうするの?
(携帯電話の操作音)
不起訴になられたご感想は?
ああ… そうですね
まあ あの…
真実は必ず勝つと…
まあ この信念のもと
厳しい取り調べ
それから まあ いろいろな事…。
AI診断と内科的治療を用いた
先進医療のセットプラン
という事ですか?
はい。 最先端の治療が
QOLを保ったまま受けられる
という意味合いからも
価格に見合った有効なプランだと
考えます。
なるほど。
患者一人あたりの収益も
相当 高くなると?
必ずや
赤字体質からの脱却のための
主力商品となるはずです。
(鮫島)失礼します。 丹下院長代理。
蛭間院長が 証拠不十分で
釈放されたそうです。
不起訴ですか…。
(ドアの開く音)
ああ…!
アイム ホーム!
おかえりなさい 蛭間先生。
(蛭間)どうも どうも。
いやあ 皆さんも ご苦労さまです。
ハハッ…。
よいしょのしょ… と。 ハハハ…。
丹下さん 病院長代理
どうもご苦労さまでした。
ああ…。 蛭間病院長が
お戻りになったので
これは もう 必要ありません。
しかし
よくお戻りになられました。
ハハハハ… そりゃそうですよ。
だって 私 無実ですから。
ハハハ…。
そうですとも。
これほど喜ばしい事はありません。
この東帝大学病院は
蛭間病院長なくしては
考えられません。
まあ 丹下さん
病院経営っていうのはね
どうも
このビジネスの才だけでは
こう… 成り立たないもんでね。
はい。 よく承知致しております。
しかし 私には ビジネスしか
能がありませんので。
そんな お気になさる事は
ありませんよ。
これからはね 私と丹下さん
共に手を携えて
東帝大学病院を 再び 日本一に
押し上げようじゃありませんか。
ありがとうございます。
患者に関する決定権は 全て
蛭間病院長にお任せします。
はい。
経営の立て直しについては
私に…。
お任せします。
なんておっしゃった?
「友よ」!
ああ… 「友よ」。
(2人の笑い声)
で 早速なんですが…
この東帝大学病院に 特患を一人
入院させたいんですがね。
特患?
(蛭間)はい。
あれ?
(手を叩く音)
こんなとこに また失言おじさん!
(梅沢)また あんたか…。
おじさん どこか悪いの?
どこも悪くない!
(邦子)大臣!
(梅沢)えっ? あっ…。
失言だ。 忘れてくれ。
いやいや…。
(邦子)何されるんですか?
これ 失言じゃないね。
(梅沢)えっ? 何が?
はい ベーッ。 ベーッ。
ん? えっ…?
がん!? 梅沢大臣が?
これが検査結果です。
検査は 大門先生が。
失言大臣が舌がん…。
まさか…。
私が がんだったなんて…
信じられないよ。
舌がん ステージⅡ。
左舌縁部に2センチ大の腫瘍。
でも… でもね 大臣。
大臣… ねえ。
あのね この時期にね
がんが見つかったって事は
これはね
不幸中の幸いと申し上げて
よろしいんじゃないでしょうか。
治療期間は
どれぐらいかかるのか?
えっ?
48…。
そんなにかかるのか!?
48日も入院はできない。
来週は 地元で 私が手掛けた橋の
竣工式があるんだよ。
48時間。
(梅沢)えっ?
私が切れば。
2日で治るのか?
私 失言しないので。
気に入った! あんたに任せよう!
どうも。
これ… 舌 切ったら
失言も治るかな?
治ります! 完全に治ります!
そんなわけないでしょ。
バカじゃないの?
バーカ。
バカって…。
うーん…!
♬~
(鮫島)蛭間院長は 梅沢大臣を
2日で退院させようとしています。
2日?
執刀医は 大門先生です。
そうですか…。 ありがとう。
♬~
(呼び出し音)
あっ…
先生 ご無沙汰しています。
丹下です。
(大泉)「タント」は ラクラク。
触るだけで 待たずにロック。
近づくだけで自動で開く。
スムーズに動けて
ゆとり増えてく。
クルマを超えて。NEW「タント」
さあ 体感!
<プレミアムなカスタムも>
この蛭間重勝
東帝大学病院院長としてね
ここにいらっしゃる
丹下副院長と一緒にだな
東帝大学病院 再建のためにね
尽力するつもりでおりますのでね
どうぞ 皆さん
よろしくお願い申し上げますね。
御意!
(医局員たち)御意!
(蛭間)ハハハ…。
いやあ いいですね 「御意」は。
ハハハハ…。
いいんじゃないんですか?
ねえ。
「御意」には
コストがかかりませんので。
ハハッ! 「御意」に
コストかからないんだって!
(多古)あの2人
ニコニコして並んでますけど
なんか 得体の知れない緊張感が
ありますね。
俺には 2人の間に
深くて長い川が見える。
(原)どっちに付けばいいんだよ…。
(司会)では これより
外科・内科
合同特別カンファレンスを
始めます。
患者は 梅沢三郎さん 61歳 男性。
(ざわめき)
(司会)病名は 舌がん ステージⅡ。
左舌縁部に
深さ6ミリ 2センチ大の腫瘍。
リンパ節を含め 遠隔転移は
認められませんでした。
梅沢さんはですね
現職の厚生労働大臣ですからね
くれぐれも 治療にあたっては
よろしくお願いしたい
という事ですね。
(医局員たち)御意!
(蛭間)はい。 身震いするよ。
ハハハ… 気持ちいいな。
では 治療方法ですが…。
(蛭間)えっ?
浜地
次世代がんゲノム・腫瘍内科部長。
(真理)はい。
(蟹江 旬)内科なんですか?
(潮)内科?
(真理)外科 お静かに。
(原)はい!
AIは 超選択的動注化学療法と
陽子線治療の併用がベストだと
はじき出しました。
私も そのように考えています。
異議あり!
♬~
(ため息)
この大きさなら
舌部分切除できる。
さっさと切っちゃったほうが
短期の入院で済むし
患者への負担も少ない。
いいえ。 この化学療法と
陽子線治療を併用すれば
副作用も最小限に抑えられ
200倍濃度の抗がん剤を
腫瘍に投与可能です。
(内科医局員たちの拍手)
なるほど。 素晴らしい。
潮外科部長
内科に乗っかりました。
忖度だろう。 丹下副院長は
入院を長引かせて
高額な治療費を
取るつもりなんだから。
ねえ この患者
私の担当だったんじゃないの?
(蛭間)そうですよ。
大門先生の患者さんですよ。
あの… 丹下副院長ね
ステージⅡの舌がん患者さんは
外科の領域だと
私は思うんです…。
やっぱり 蛭間院長は
大門先生に乗っかりました。
どうします?
俺…
部長になったばっかだからな…。
これは外科だよな? ええっ?
(蛭間)外科だよな?
(蛭間)海老名! どこにいるんだ?
(海老名)はい。 ここにいます。
(蛭間)お前 どう思うんだ?
(海老名)御意…。
(蛭間)はあ? 聞こえないよ。
(海老名)外科の領域です。
(蛭間)はあ!?
外科の領域でございます!
そうなんだよ
外科の領域なんだよ。
蛭間病院長。
(蛭間)はい?
AI診断と内科的治療を用いた
先進医療のセットプランを
梅沢厚労大臣からスタートさせる。
これは
赤字経営から脱却するための
プロジェクトなんです。
経営の領域だ。
決定権は 私にあります。
(蛭間)ハハハハ…。
おかしな事 言わんでくださいよ。
東帝大学病院の病院長は
この蛭間重勝ですよ。
決定権は この私にあります。
ねえ あんたたち…。
(蛭間)えっ?
バカじゃないの?
がんを見つけたのは この私!
決定権は 私にあるの!
(潮)バイトに決定権はない。
あんたも? バーカ!
追い出せ!
(蟹江)御意!
(司会)大門先生…!
(鮫島)あちらへ。
(ため息)
そうか…。
あんた 主治医をクビになったか。
早く治りたいんでしょ?
だったら 私に切らせて!
(梅沢)そうしたいのは
やまやまなんだけどな…
そうもいかなくなったんだ。
どうして?
党のみんなが 時間はかかっても
薬で安全に治してほしい
って言ってくれてる。
そうなの?
逃げられた…。
虫…?
(ため息)
嬉しいじゃないか。 みんなが
私の病気を心配してくれてる。
いやあ ありがたい事だよ。
だったら オペするべきだよ。
(戸の開く音)
(真理)失礼します。 どうも。
次世代がんゲノム・腫瘍内科部長の
浜地でございます。
私が 梅沢大臣の主治医を
担当致します。
どうぞ ご安心ください。
(梅沢)おお… よろしく頼む。
私なら 48時間で治せるのに
大げさなんだよ。
(真理)バイトの分際で
大臣のオペをしようなんて…
おこがましいにも程があるわ。
(笑い声)
何するの!?
5時なので 失礼しまーす。
♬~
もう… 党の言う事 聞いて
オペやめちゃうなんて
本当 バカ!
(神原)まさに
調整型の政治家ね。
ああ~ 切りたい!
オペしたい!
はあ… ちょっと…。
(戸の開閉音)
大門さん… 出た!
(梅沢)こんばんは。
(神原)あら!
えっ? おじさん
病院 抜け出してきたの?
あっ いやいや… ちゃんと
外出の許可はもらってきた。
ほら。
ちゃんと
あんたに謝ろうと思ってな。
謝る?
一度 頼んだ手術を
断ってしまった。
悪かった!
これは お詫びのしるしだ。
お詫び?
(梅沢)うん。
あっ… うなぎ!
(博美・神原)うなぎ!?
(未知子・博美)ああーっ!
(神原)何 隠してんのよ。
(博美)こっちにもある!
うまい! うまっ!
うーん!
やっぱり 違うね
稲川のうなぎは!
(梅沢)この時期にしかとれない
天然ものだからな。
その辺のものとは
訳が違うんだ。 うん。
大臣は いつも
こんな事されてるんですか?
(梅沢)多くの人間が
私の所へは陳情に来る。
中には
期待に応えてやれん時もある。
そういう時は
こっちから頭を下げに行って
許してもらうしかないからな。
おじさんって
バカなのか いい人なのか
わかんなくなってきた。
その答えは 簡単だ。
ただのバカ。
だから 失言するんだよ。
(一同の笑い声)
どうだ! ウーピン。
嘘!? ロン!
スーアンコウ! 役満!
(拍手)
未知子 これ スーピン!
あなたのは ウーピンでしょ?
ほら これと違うでしょ!
ねえ おじさん。
ウーピンって言ったよね?
えっ? ウー…。
あっ… 言ってない。
えっ!?
引っかかっちゃったんだ
大門さん。 ほら…。
もう一回 聞くよ。
ウーピンって言ったよね?
断じて言ってない。
おじさん 失言じゃなくて
ただの嘘つきじゃん。
この嘘つきおじさん!
(神原)ちょっと 未知子 言いすぎ。
大臣よ。
何が大臣だ!
はあ…。
なんで あんな間違いするか…。
ウー…。
ウー?
スー…。
スー? スー?
こ… 怖い 怖い。
大門先生
何 考えてるんでしょうね?
こういう時のあいつが
一番怖いんだよ。
勝手にオペ始めなきゃいいけどね。
(ため息)
(原)立ちました。
(加地)歩き始めた。
(海老名)駄目だ…! 駄目だ!
みんな…!
お腹すいたので。
昼飯?
飯かい!
飯じゃないですか…!
(海老名)なんだ 飯だよ。
ウーピンとスーピン。
聞き間違えるはず
ないんだけどな…。
あっ。
ねえ。
舌がん 早期発見のステージⅡ。
AIは 本当に
超選択的動注化学療法と
陽子線治療の併用がベストだと
判断したの?
(真理)内科的治療と外科的治療は
五分五分。
患者のQOLを優先して
AIは判断した。
だったら
オペするべきじゃないの?
最初に
患者本人が望んだ事なんだから。
ハハハハハ…。
あなた わかってないの?
本人が望もうと
そんな事 関係ないわ。
いつ 何を言い出すかわからない
大臣なんて
本当は早く辞めさせたい。
でも 失言を理由に辞めさせたら
任命責任を問われかねない。
そんな時 失言問題で
病院に逃げ込んだ大臣に
がんが見つかった。
渡りに船じゃない。
だから 長期療養のために
やむなく辞任という形をとる。
それが ご意向。
ご意向? 誰の?
誰のってわけじゃないわ。
誰かが
指示を出してるわけでもない。
そういうのを
世の中では 忖度と呼ぶのよ。
おまけに 長期入院と先進医療は
病院の利益にもなる。
そんなの 何ひとつ
患者の利益にならないでしょ。
あんたが一番のバカ。
バカとは何よ!? バカとは!
いい?
私はね
東帝大学医学部を主席で出て
ボストンハーバード医科大にも
留学したのよ。
向こうでは
次世代がんゲノムの研究で
ロベルトパーカー医学賞も
受賞した。
帰国後は 5年連続
ベスト・ドクターズ・イン・ジャパンにも
選出されたの!
エリートな夫 2人の完璧な子供。
庭付きの大きな家も
横浜に持ってるわ。
横浜よ?
それなのに
なんで あなたみたいな
たかだかバイトに
私がバカ呼ばわりされなきゃ
ならないわけ?
この病院で一番のバカは…。
ああ うるさい。
フフッ…。 面白い。
そんな事を大門先生に?
(真理)はい。
しょせんはバイトですから
経営に理解がなくて
困っちゃいます。
これからは 私が
きつく言い聞かせておきますので。
余計な事を…。
(大泉勇造)お待たせしました
丹下先生。
ああ…。 しばらくです 大泉先生。
今回は いろいろ ご苦労かけます。
よろしくお願いします。
いやいや こちらこそ。
さあ どうぞ。
今日は
いくつで回られたんですか?
アハハハ…。
いきなりゴルフの話ですか?
ハハハハ…。 どうもすいません。
伊豆のラウンドでのアルバトロス
忘れられなくて。
(大泉)アハハハ…!
忖度なんて ひどいわね。
本当。 このままじゃ
失言おじさんの政治生命
終わっちゃうよね。
(神原)根は いい人なんだけど…。
でも どうして あのおじさん
失言ばっかりするんだろう?
未知子 なんか
気になってる事でもあるの?
ん? まだわかんないけど…。
失言癖は
生まれ持ってのキャラクター。
こればっかりは
大門さんにも治せないわよ。
そうだよね…。
おっ これ おいしそう。
ここ ここ…。
うーん!
(加地)遅ればせながら
ご出所 おめでとうございます!
(原)おめでとうございます!
ちょっと待ちなさいよ
あんた。
出所じゃありませんよ。
私はね 不起訴で釈放になったの。
そこんとこ
間違えないようにして。
(2人)申し訳ございません。
(蛭間)はいはい… ご苦労さま。
しかしですね
この もんじゃとは
一体 どういう事なんだろうか?
こういうさ…
こういうイベントはさ
やっぱり 肉じゃない?
ステーキじゃない?
霜降りは
経費で落ちなくなりました。
(2人)申し訳ございません。
(蛭間)あのコストカッター
こっちに呼んじゃってから
随分と いろんな事が
おかしくなっちゃったよね。
ち… ちなみになんですけど
赤身も落ちません。
肉は駄目。
それで
「御意」は言ってもらえない。
で 院長回診は やめてください。
憎らしい! ああ…!
はい。 じゃあ あの
肉… 肉 探しますよ!
肉 探します!
その中に?
(原)はい!
すみません。 失礼します。
すみません 遅くなりました。
(加地)海老名元部長
なんですか? その格好は。
秋のリーグ戦の応援に行ったらさ
延長18回まで もつれちゃってさ。
(原)か… 勝ったんですか?
東帝大。
結局ね サヨナラ押し出しで
負けちゃったよ。
失礼します。
あっ 生 ください!
正座!
(海老名)ああ…。 よいしょ。
海老名。
(海老名)はい。
私は 押し出されて
東帝大をさようなら なんて事は
絶対にないからね。
それだけは
あんた方 肝に銘じときなさいよ。
(海老名・加地・原)御意!
(蛭間)おお…! 気持ちいいな。
ねえ 追加のお肉 まだかな?
(博美)本当だ。
(神原)そうね。
(店員)肉盛りトッピング
お待たせしました!
えっ…。
ちょっと! その肉盛りトッピング
こっちが先…。
あっ!!
大門!
(原)大門先生!
顔 怖いよ!
(海老名)おいでって!
晶さーん!
(神原)何? どうしたの?
ほら!
あらあら! 皆さん おそろいで。
(博美)何? これ。
博美だ!
えっ 呼び捨て?
呼び捨てされた…。
(一同)ああっ!
ヘヘヘヘ…!
あれ? あれ? なんだ? これ。
ええっ これ…。
(神原)
海老名先生 犬になっちゃった。
こんなんなっちゃって これ…。
(蛭間)ハハハハ…!
「東帝犬」?
(4人の笑い声)
海老名くん じゃあ
ワンって言ってごらん。
御意ワン!
(4人の笑い声)
ワン! ワン!
(加地)もう… 嘆かわしい!
(アシスタントの声)
「“さっしん"と“さつじん"
振り仮名を
読み間違えてしまったようです」
逃げられた。
どうだ! ウーピン。
(蛭間)じゃあよ じゃあよ
東帝大学応援歌『唯一無二』
これ 犬語でやろうワン。
(4人の笑い声)
♬~(4人)
「ワンワンワン ワンワン」
♬~(海老名)「ワンワン」
♬~(4人)「ワンワ ワンワン
ワワン ワワン ワン」
問題はありませんよ。
最低でも
2カ月以上の入院にします。
大丈夫です。
(ノック)
丹下副院長。
失礼します。
どうしました?
大門先生が
梅沢大臣のオペをしています。
(博美)知らないわよ
無断で こんなオペ。
(加地)俺
部長になったばっかだからな
降格したら 責任取れよ。
致しません。
なんで 俺たち 大門先生のオペ
手伝っちゃうんですかね?
(加地)本当だよな。
「大門先生 やめるんだ。
舌は切るんじゃない!」
「目ですが 何か?」
目…?
(潮)目?
顕微鏡 入れて。
(鈴木ひとみ・井崎 聖)はい。
♬~
「開瞼器」
(与野華子)「はい」
目の手術って どういう事なんだよ
大門くん。
どういう事?
結膜を切開。 マイクロ剪刀。
(与野)はい。
第1助手 出血 拭いて。
了解。 スポンジ。
(与野)はい。
バイポーラ。
♬~
(真理)大門先生が先ほど行った
梅沢大臣の新しい検査結果です。
「脈絡膜悪性黒色腫」…。
目のがんですか。
(真理)脈絡膜の
メラノサイトより発生する
悪性腫瘍です。
網膜剥離を起こしたり
全身に転移する事もある。
「4ー0シルク」
(与野)「はい」
(蛭間)だけどさ
なんで 大門未知子はさ
梅沢大臣の目に腫瘍がある事が
わかったの?
私の「犬」からだと思うんですよ。
(蛭間)何しゃべってんだ お前は。
(神原)
海老名先生 犬になっちゃった。
(海老名)大門は
梅沢大臣の失言の多くは
目の疾患によるものだと
気づいたんじゃないですかね。
(アシスタント)
「“さっしん"と“さつじん"
振り仮名を
読み間違えてしまったようです」
オーマイガー…。
脈絡膜悪性黒色腫は
視界に 黒い点とか
虫のようなものが見える
飛蚊症という症状が出る事が
あるんです。
恐らく その症状によって
文字に こう 濁点が付いたように
見えたんじゃないですかね。
オーマイガー トゥー。
♬~
(加地)スパーテル。
(与野)はい。
腫瘍 取るよ。 メス。
(与野)はい。
♬~
ちょっと キンちゃん!
ちゃんと引っ張ってよ。
(原)術中に限る。
キンちゃんで よし。
えっ?
目にも腫瘍が…。
彼女なら 本当に 舌がんを
48時間で治せるかもしれませんね。
駄目だ。
舌がんは AIの診断どおり
時間をかけて治療するんだ。
「大門先生 目だけにしろ」
「絶対に舌がんのオペはするなよ」
「舌のオペは もう終わってるよ」
(潮)「はっ!?」
「何!?」
まさか…!
私 失敗しないので。
♬~
舌も やっちゃった…?
♬~
メス。
(与野)はい。
♬~
腫瘍摘出するよ。 ホスキンセッシ。
(与野)はい。
♬~
血圧132の81 心拍数67でサイナス。
終了。
(原)お疲れさまでした。
♬~
(博美)お疲れさま。
お疲れ。
(加地)俺たち 大丈夫かな?
(原)不安しかありません。
(加地)履歴書 用意しとけ。
(原)履歴書…?
♬~
これで 梅沢三郎氏個人の命も
梅沢厚生労働大臣の政治生命も
救われた。
大門 よくやった。
大門 やってくれましたね。
ブラボー!
これでな
梅沢厚生労働大臣と
さらにさらに太いパイプで
繋がったよ。
私のね… 蛭間重勝のパワーも
倍増だな!
(3人の笑い声)
御意!
センキュー ベリーマッチ。
センキュー!
もう ニコタンの好き勝手には
させないからな!
ビバ!
(海老名)ビバ!
ビバ!
(2人)ビバ!
ビバ! ビバー!
(2人)ビバー!
はあ…。
お疲れさま。
どうも。
お金と時間をかけて
ゆっくり治せば
病院は 大きな利益を
手に入れる事ができたのに…。
忖度もできない
あなたみたいな女医が
組織には一番厄介なのよ。
わかる?
それは優秀すぎるから。
優秀すぎる女医は
組織から必ず はじき出される。
私自身が学んできた事よ。
大好きなオペがしたいんだったら
組織と折り合いをつける事ね。
あっ…。
私がボストンハーバード医科大に
留学してた時の話をしましょうか。
あれは
私が ロベルトパーカー医学賞を
受賞した冬の日の事だった。
一人のドクターが
私にプロポーズしてきた。
それは
大学のコーラスサークルで…。
だから 人の話を聞きなさい!
バカーッ!!
あーっ! うるさい!
〈これは
一匹狼の女医の話である〉
♬~
(邦子)
それでは 登壇願いましょう。
この梅之大橋の生みの親である
梅沢厚生労働大臣
どうぞ こちらへ!
(拍手)
(拍手と歓声)
(拍手と歓声)
下々の皆さん こんにちは!
(ざわめき)
大臣 「下々」はいけません…。
あっ! そうか そうか。
失礼しました!
平民の皆さん!
♬~
(多古)ああ… 失言大臣
とうとう辞任しちゃいましたね。
(原)大門先生 初黒星ですか。
(加地)さすがの大門も
失言病は治せなかったって事か。
(多古)つまり… 失敗ですか?
失敗じゃないから。
(多古)すいません…。
(原)ノット黒星 ノット黒星。
(原)白星! 白星…。
失礼します。
(神原)この度は
うちの大門と城之内を使って頂き
ありがとうございます。
メロンです。
請求書です。
使った記憶はありません。
大門先生が勝手にやられた事です。
これは不当な請求だと思いますが。
そうでしょうか?
うちの大門が
目の腫瘍を発見できなければ
梅沢大臣は東帝大が死なせた
という結末に
なっていたかもしれません。
しかし
どんな形で終わったのであれ
今回の事で一番得をしたのは
誰か?
新しく厚労大臣になられた先生は
丹下副院長と
親しいゴルフ友達だそうですね。
♬~
大泉先生…。
よろしくお願いします。
こちらも ご覧になられますか?
これからの事を考えれば
それほど驚かれる金額ではないと
思いますが。
♬~
なんですか!?
この 途方もない金額は。
これは…
承知しました。
こちらは
どうぞ お持ち帰りください。
かしこまりました。
♬~
(神原)頂きました! 3000万!
(院内アナウンス)「ただ今より
蛭間病院長による院長回診を
行います」
大名行列 復活したのかしら?
あら。
ハハハハ…。 どうも。
お一人ですか?
そうなの。
あのね 院長回診
みんなに呼びかけたんだけど
誰も参加してくれなくてさ。
あららら…。
それじゃ 院長回診じゃなくて
院長徘徊ですね。
うまい事 言うねえ 本当に。
あっ よろしかったら どうぞ。
(蛭間)あっ メロン?
(神原)はい。
向こう 受け取らなかったの?
(神原)嫌だって…。
えっ? 生意気。
ねえ。
(2人の笑い声)
あっ そう。
ねえ 院長回診
一緒に付き合ってくれない?
ああ…。
せっかくですが 失礼致します。
イヤッホッホッ ホッホッホ~!
ハッ ハッ!
軽いな~。
やめようかな 今日。
やめよう。
あーあ…。
〈例えば この女〉
〈群れを嫌い 権威を嫌い
束縛を嫌い
専門医のライセンスと
叩き上げのスキルだけが
彼女の武器だ〉
あっ 晶さん!
晶~!
あら 未知子。
ねえ 晶さん お腹すいた!
肉盛りトッピングのもんじゃ
食べたい~。
何 言ってんのよ。
あんたが勝手にオペするから
一円にもならなかったわよ。
えっ?
当分 ご飯抜き!
えっ… えっ 嘘?
当分 ご飯抜きって… 嘘!?
〈外科医 大門未知子〉
〈またの名を ドクターX〉
♬~
♬~
お母ちゃん!
(潮 四糸乃)潮一摩の
母でございます。
おばちゃん さっき 会ったよ。
(四糸乃)私
どうしたんでしょう…?
(潮)日本陸上界のスーパースターだ。
(村崎公彦)四日市選手ががん!?
このオペ 私がやる。
(四日市清昭)半年で走れるように
してください。
もっと自分の頭で考えたら?