専用クライアントソフトウェアを利用して接続するクライアントベースのVPN(仮想プライベートネットワーク)は、設定や運用管理に手間がかかり、効率的なデータの送受信を妨げる可能性がある。そのため「クライアントベースのVPNが近いうちに過去の遺物になる」と予測する意見もある。だが欠陥は指摘されても、クライアントベースのVPNは必要とされ続ける。消滅するより、むしろ進化する可能性の方が大きい。
VPNを利用する目的は、信頼性の低いネットワークを介して信頼性の高いデータの送受信を実現することにある。VPNはデバイス同士を結ぶ仮想的なトンネルを作り、データを暗号化して伝送できる。このトンネルと暗号化によってデータを読み取られたり、改ざんされたりする事態を防ぐ。
クライアントベースのVPNと比較されるのは、TLS(Transport Layer Security)やSSL(Secure Sockets Layer)といった通信路暗号化技術を利用し、クライアントソフトウェアを不要にした「SSL VPN」だ。だが、これに移行したとしても、トンネルのオンとオフを切り替えたり、適切な設定で運用したりするには、管理者やエンドユーザーの手作業が必要になる。
次世代の無線LANとして注目を集める「Wi-Fi 6」。「Wi-Fi 5」までとの違いもさることながら、気になるのは本格的な利用はいつ頃にすればよいのかという点だ。過去の傾向を踏まえて検討する。
次世代無線LAN規格として注目される「Wi-Fi 6」。既に対応製品もリリースされ始めており、今から無線LAN環境の構築やリプレースを進めるなら、新規格対応の環境を整備したい。中でも、Wi-Fi 6をより効率化する選択肢がクラウドWi-Fiだ。
海外拠点や複数店舗のネットワーク運用を、一元的にリモートでこなす企業が増えている。その実現のカギとなったのが、クラウド型のネットワーク管理ソリューションだ。実際に導入した3社の担当者に、その効果を聞いた。
ビジネスにおけるモバイル活用が進んだことで、無線LAN環境の運用負荷も増している。専門性が求められるため、拠点での運用人員の確保に悩む企業も少なくない。本社・拠点も含む無線LAN環境を一元的に管理できる仕組みを構築したい。
遅延をはじめとするネットワークの問題を完全になくすことは難しいが、トラブルシューティングの手順とツールを把握しておくことで、ユーザーへの影響を最小化することはできる。5つのよくあるネットワーク問題と、対処法を解説する。
「Office 365のネットワーク問題」の解決策、SD-WANの実力を解き明かす (2019/10/4)
「VMware NSX Data Center」がネットワーク仮想化で選ばれ続ける理由 (2019/9/24)
「社内LANは安全」という認識はもう古い 内部通信も漏れなく検査するには? (2019/9/10)
セガサミーのコンテンツ制作を支える物理インフラは何でできているのか? (2019/8/30)
「セキュリティ」「運用管理」「パフォーマンス」を改善するネットワーク仮想化 (2019/8/26)
クラウド版Windows「Windows Virtual Desktop」の衝撃(無料eBook)
Microsoftの「Windows Virtual Desktop」は、仮想デスクトップをクラウドサービスとして提供するDaaS(Desktop as a Service)だ。DaaS市場に一石を投じる同社の製品戦略や、他社サービスとの違いを紹介する。
「テレビで紹介された」が意外に効くのはどの世代?――ドゥ・ハウス調べ
生活者が引かれ、購買行動を起こすキャッチコピーやプロモーションとはどのようなもので...
Instagramは若年層にリーチできる「マスメディア」 18~29歳の総利用は月1億時間以上に
「Instagramストーリーズ」が浸透する一方で「いいね!」数の非表示を試験導入するなど、...
若者の「ハロウィーン疲れ」が始まっている?――BookLive調べ
令和最初のハロウィーンをどう過ごすのか。総合電子書籍ストア「BookLive!」で過去半年以...