婚活6年、それでも結婚が決まらない45歳男性

有名国立大学卒、大手企業勤務で年収900万円

お見合いから「真剣交際」に入り、順調にデートを重ねていった2人に何が起こったのか(写真:tomos/PIXTA)
結婚相談所は、そもそも結婚をしたい人たちが登録する場所。そこで婚活をすれば、すぐに結婚できるに違いない。そう思って、相談所の門戸をたたく人たちは多い。ところがなかなか結婚できずに、お見合いを繰り返している人たちがいる。なぜうまくいかないのか?
仲人として婚活現場に関わる筆者が、毎回1人の婚活者に焦点を当てて、苦悩や成功体験をリアルな声とともにお届けしていく連載。今回は、「婚活6年、それでも結婚が決まらない45歳男性」のストーリー。そして、彼は……。

真剣交際に入っていた女性から、突然交際終了

「昨夜は早々と寝てしまったので、送っていただいたLINEを今読みました。朝から吐きそうです」

竹内昌平(仮名、45歳)から、朝の8時にLINEが入ってきた。真剣交際に入っていた吉田真知子(仮名、42歳)の相談室から、“交際終了”の連絡が来ていたので、昨夜添付して知らせた。それを出勤前に読んだようだ。

真知子の仲人からのメールには、こう書かれていた。

「真剣交際に入り、結婚を視野に入れてのお付き合いをさせていただいておりましたが、『どうしても一緒に生活するイメージが持てない。気持ちがついていかない』とのことでした。面談をして説得しましたが、『交際を終了したい』という気持ちは変わることがありませんでした」

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真知子とは、お見合いを経て仮交際に入り3カ月、その後真剣交際に入って3カ月が経とうとしていた。結婚に向けてひたすら頑張ってきた昌平の6カ月が、彼女の心変わりであっけなく振り出しに戻された。

結婚に向かっていたはずの関係が終わることは、たまに起こる。理由は人それぞれに違うのだろうが、女性の気持ちが裏返ると、元には戻らないことが多い。

「朝から吐きそう」という言葉に、彼の落胆と怒りが感じ取れた。

今回はうまくいくだろうと思っていたので、私も心が痛かった。というのも、昌平は大手相談所で婚活を5年続け、その後私の相談所に移ってきて3カ月、8回目の見合いで出会ったのが真知子だった。

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  • 肉ネームdd2d0ff16975
    この方の何がいけなかったのだろうか?
    女性側に気持ちがないまま流されるように交際してたってことなのか?
    お断り理由が当たり障りないことでまとめられてて、ハッキリしないな。結局、高収入でもチビデブと付き合うのは我慢できないってことか?
    男性も努力できる人っていうなら痩せる努力をすべきか?
    up36
    down14
    2019/10/31 07:40
  • にゅん。71e4b927ca75
    交際終了後の婚活サイトの動きから浮上する
    「真知子サクラ説」

    サクラの女を本気にさせたら結婚できるっていう
    けっこう割高な課金制ゲームなのかな、このサイトは。
    up38
    down17
    2019/10/31 08:49
  • ピーター51232015686c
    結婚を目的にするのは間違っている。
    結婚は、幸せになるという目的のための、一つの手段だ。

    「有名国立大学卒、大手企業勤務で年収900万円」
    家電を選ぶ様に、条件で相手を選べば、失敗するのは明らかだ。
    近年では、そうした条件至上主義の人は減っている。

    古臭い価値観に留まった記事ですね。
    up34
    down19
    2019/10/31 07:14
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