大商大は30日、大阪市の南港中央野球場で、明治神宮大会(11月15日開幕、神宮球場)の出場権を懸けた関西地区選手権第2代表決定戦に臨み、天理大に2―0で勝ち2年ぶり5度目の出場を決めた。
ヤクルトから4位指名された大西広樹投手が、先発を志願した大一番で4安打完封。序盤は緊張で制球に苦しんだが、修正力を発揮し、大会初戦でタイブレークの末に押し出し四球で敗れた相手に雪辱した。「負けられないと意識し、全員が集中して取り組めた」。入団後は本拠地となる神宮球場、いわば“インターシップ(就業体験)”となる舞台で大学日本一をつかみ、プロ入りの手土産とするつもりだ。