根尾が無事にキャンプ初日のフルメニューをこなした。フェニックス・リーグで全試合フル出場して乗り込んだ沖縄は午前中からハードなメニュー。個別の守備練習では、サブグラウンドで荒木2軍内野守備走塁コーチからノックの雨…。約1時間、白球を追い掛けるとその場でぐったり。だが首脳陣から免除も提案された屋内練習場での打ち込みには「行きます!」と即答した。
「足腰にきているというか感覚がないようなそんな感じです…」。この日は午後6時を過ぎて先輩たちが屋内練習場での打撃練習を終える中、最後までスイングを続けた。今年の春季キャンプは右ふくらはぎの肉離れで満足に動けず、実質初めてのキャンプ。「技術向上・体力強化」と自らテーマを定めたが、「今年1軍の舞台を経験して、よりあの舞台で活躍するためにどうするか。1年間、上の世界で活躍できるスキルとフィジカルをつくりあげていく時間にしたい」と“その先”を見据えている。