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2019年10月31日 紙面から
地下足袋で打撃練習する京田(左)ら野手陣(中嶋大撮影)
若竜に西武黄金時代のエキスを注入-。中日は30日、沖縄・北谷と名古屋で秋季キャンプをスタートさせた。若手選手中心の沖縄は、いきなり8時間を超えるハードトレ。伊東勤ヘッドコーチ(57)の発案で午前中にいきなり体力強化メニューが組まれ、午後には野手陣が地下足袋を履いてロングティーを敢行した。伊東ヘッドが現役時代を過ごした西武黄金期の練習法を踏襲。7年連続Bクラスからの脱却へ向け、そのDNAを受け継ぐ。
野手の技術練習スタートとなった午後一番のロングティー。高橋、京田、そして根尾、全員の足元はスパイクではない。見慣れない黒いものを履いている。ん? なんと地下足袋だ。スパイクのように歯がなく、悪戦苦闘する若竜たち。振れば振るほど、その下半身は疲弊していった。発案者は伊東ヘッドだ。その理由をこう説明した。
「滑るし、土をつかめないから、本当に足にくるんだよ。パワー不足は否めない。パワーを付けないといけないから」。これは西武黄金時代を踏襲したもの。伊東ヘッドは「昔、自分もやっていた」と言うように、自身やチームメートが行っていた練習法だった。
しかも選手が手に持つバットは1キロと重く、かつ長いトレーニング用バット。これで約1時間半もの間、一心不乱に振り込ませた。京田が「足にきてます。パンパンです」と口にしたようにその効果はてきめんだ。
「昔の練習法でも、いいものは取り入れていかないと」と伊東ヘッド。地下足袋だけではない。午前の練習から変化があった。通常はアップからキャッチボール、走塁練習、ノックなどが組まれるが、今キャンプは午前はみっちりと体力強化のメニューが組まれた。
体幹強化やランニングなどに時間をひたすら費やした選手たち。伊東ヘッドは「特守や打ち込んだ後に、ランニングや補強をしても集中力が持つかどうか。過去の話になるけど、他のチームで成果が出ている」と力説した。7年連続Bクラスと低迷が続く中日を改革するのは容易な作業ではない。西武黄金期の“頭脳”と言われた現役時代はもちろん西武、ロッテ監督時代のノウハウも惜しげもなく注入した形だ。
徹底的に選手を追い込む-。伊東ヘッドの予告通りの濃い内容だ。あまりの過酷さに、早々と離脱者も。石垣が左太もも裏を痛めたもようで、患部にアイシングし、タクシーで病院へと向かった。
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