聞き手・矢吹孝文
週刊少年ジャンプで連載中の、科学をテーマにした人気マンガ「Dr.STONE(ドクターストーン)」では、文明が崩壊した数千年後の世界に、富士山や鎌倉の大仏、静岡県の相良(さがら)油田などが登場する。作品の具体的な舞台はどこなのか、登場する地理の設定はどのように決めているのか、原作を担当する稲垣理一郎さんに聞いた。
「Dr.STONE」は、全人類が原因不明の光によって石化してから約3700年後が舞台だ。人類の痕跡がほぼなくなった日本で石化から目覚めた科学好きの少年が、知識を駆使して電気や抗菌薬、火薬などを作り、文明を再建していく。2017年3月に連載が始まり、今年7月からアニメも放映中だ。
――作中の大部分で、東京から静岡周辺が舞台になっています。こういった設定はどうやって決めているのでしょう。
作画担当のBoichiさんとたくさん話し合いました。作中では明確に描いていないですが、主人公の千空たちが物語の最初に拠点を構えたのは、多摩川の下流域です。ここから「火薬を作るため、硫黄を探す」という目的が生まれました。行き先はいくつか候補があり、一番わかりやすかったのが温泉で有名な箱根です。多摩川の西にある箱根に行くとなると、その次の舞台は箱根より西じゃないといけない。それで、その後に出てくる村は「富士山の近く」となりました。
――作中の地図だと、主人公が滞在する村は伊豆半島にあるように見えます。
これも明言していないですが、…
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